都議会自民党でも政治資金パーティー収入“不記載”か 議員がプールの疑い
衆院選の争点にもなった自民党派閥の「裏金問題」が、東京都議会の会派にも疑惑として浮上です。都議会自民党でもパーティー収入について不記載の疑いがあることが分かりました。 都議会自民党の政治資金パーティーの収入を巡り、所属議員側・開催した団体側双方の政治資金収支報告書に必要な記載がなかった疑いがあるとして、都議会自民党が経緯を調査していることが分かりました。12月11日に行われた都議会本会議の前には自民党の控室に議員らが集まり、会議が行われた模様です。 自民党本部の国会議員のパーティー券に関しては、旧安倍派が販売ノルマを国会議員に割り当て、ノルマ超過分を議員に還流したり、議員が手元に残して裏金化したりしていたことが明らかになっています。 今回浮上した都議会自民党を舞台にした疑惑について、都議会自民党の小松幹事長は報道陣の取材に応じ「専門家に一任をしているところ。厳粛に受け止めている。現在も調査中」と述べ、専門家を交えて不記載について調査を進めていることを認めました。また、小松幹事長は「調査についてはわれわれの努力で正確にできないという判断をした。専門家にそれぞれの議員が対応しているから、結果的にどのぐらいの議員がどれぐらいの金額かということについては誰も承知していない」と述べ、「該当となる金額や議員の数は承知していない」と説明しました。 <続報・“不記載”議員自身の収入としてプールか> 都議会自民党の政治資金パーティーを巡る不記載疑惑で、それぞれの所属議員がノルマを超えて販売した分を都議会自民党に納めず、自身の収入としてプールしていた疑いがあることが関係者への取材で分かりました。