アウトレット駐車場で女性はねられ死亡、2月にも2歳児が亡くなる事故 ネットで運転マナーへの批判続出 施設の改善求める声も【急上昇ニュースのウラ】
三井アウトレットパーク木更津(木更津市)の駐車場で8日夜、歩いていた女性(57)が乗用車にはねられ、搬送先の病院で死亡した事故が起きました。警察は自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いで乗用車の自称会社員の男性(53)を現行犯逮捕。容疑を同致死に切り替え、事故原因を調べています。同施設の駐車場では、今年2月にも2歳の女児が車にはねられて死亡するという痛ましい事故が発生。このニュースに対してインターネット上では多数の反応が上がり、再度起きてしまった悲劇に駐車場内での車の運転マナーに関する投稿や施設側の対策などを求める声が寄せられました。(デジタル編集部)
「大型店駐車場は完全に無法地帯」
今回の事故が起きたのは8日午後9時ごろ。警察によると、乗用車は駐車枠から発進して出口に向かって進行中だったといいます。事故を目撃した人が119番通報しました。 事故を受けて、ネット上では駐車場内での車の運転に関する投稿が相次ぎました。「モール内やショッピングセンター内では、駐車している車がいつ発進してくるか分からない。やたらとスピードを出している車があり危険」「大型店舗の駐車場内は完全に無法地帯。ウィンカーやハザード点灯させない車がほとんどで、ハザード点灯せずに通路で止まったまま動かない車もいる」などと、駐車場内での車の運転マナーに関する不満の声が上がりました。 この施設の駐車場では今年2月にも2歳女児が乗用車にはねられ死亡する事故が発生しています。女児は両親と妹の4人で買い物に来ており、両親の車近くではねられたとみられます。車を運転していた男性は「空いている駐車場を探すのに気を取られ、前方の安全確認が不十分だった。子どもの存在に気付かなかった」と話していたとのことです。 ネットではこの事故に触れた投稿も見られ、施設に改善を求める声も上がりました。「同一駐車場内で年間に2人も亡くなるなんて、運転者の過失だけでは済まされない。駐車場の区画見直しや速度抑制など抜本的な改善が必要なのではないか」「今年にも2歳の子が駐車場の事故で亡くなっている。同施設で連続して起こるなんて異常だ」との意見も。実際に同施設の駐車場に行ったことがあるとみられる人からは「夜は灯りも少なく暗いし店舗のある建物の内側だけが照明が点灯している。その外側にある駐車場は余計に暗く感じる」との指摘もありました。
「移動で疲れているから…」休息が必要との声も
楽しいはずの場所が一転、被害者や加害者、そしてその家族の生活を一変させてしまった今回の事故。「お互いが気を付けるしかないが、このような郊外にある店舗には自然と遠方から来る人たちが集まる。移動や買い物で疲れているだろうから注意力も低下しがち。事故を起こさない為にも出発前に休息をとるのも大事」と、余裕を持った行動を呼びかけるコメントもありました。お出かけや帰省も多くなる年末年始、悲しい事故が二度と起きないよう1人1人の注意が求められています。