【ダイソー】ワイヤレスイヤホン「TWS-G273」改良型(8797)に驚きの隠し機能があった!
旧型の同梱物はイヤホン本体と充電ケース、取扱説明書だけです。充電用USBケーブルは付属しません(写真左) こちらは改良型の同梱物ですが、やはりイヤホン本体と充電ケース、取扱説明書だけとなっています(写真右)。
旧型と改良型のスペックを比較してみました。Bluetoothのアップデートにより、再生時間がかなり伸びていますが、それ以外のスペックに違いはほとんどありません。
改良型TWS-G273の音質はとてもクリアで旧型とも微妙に違う感じが……
スマホとのペアリングが完了したら、さっそく改良型TWS-G273を聴いてみます。視聴はXperia 5を使用しました。 まず、改良型で音楽を聴いた第一印象は、「とてもクリアな音で今までのダイソーの製品とは別格」というものです。とくにこもった感じもなく、音にシャープさがありました。 また、低音にインパクトがあるものの若干膨らみ気味。ただ、中音、高音とバランスが良く、ボーカル曲を聴くにはぴったりだと思います。全体的に音の解像度が高く、細かい音を集中して聴くことができました。 旧型TWS-G273のほうはシャープさでは改良型に劣るものの、中音から高音にかけてバランスが取られていてカラッとした音色です。低音のインパクトが弱く膨らみ気味なので、ドンシャリ一歩手前といったイメージですね。 というわけで、スペック的には同じはずなのですが、旧型と改良型では音質に少し違いがありました。ただし、どちらの音質がいいかと言われると微妙なところで、それぞれの好みによって判断は異なるでしょう。
タッチセンサーとマイクは、旧型からまったく変わっていません。タッチセンサーの反応が良く使いやすいのですが、逆に少し触れただけでも反応してしまうため、マスクを外すときなどに誤タッチしやすいと思います。 マイクは電話(通話)よりやや良い感じでこもった感じなどはありません。オンライン会議で使う分には問題ないでしょう。
ビックリ! 改良型TWS-G273はこっそり「AAC」に対応していた
スペック的に同じ2機種になのに、音質が少し違うことに違和感を覚えた筆者でしたが、よく調べてみると、なんと改良型TWS-G273のほうは、「SBC」ではなく高音質の「AAC」で接続されていました。「AAC」というコーデックは音の解像度が高く、SBCよりも低遅延で高音質と言われています。 筆者は、慌てて製品パッケージの対応コーデックを再確認しましたが、確かにSBCだけしか記載されていません。理由はよく分かりませんが、製造過程でたまたまAAC対応チップが安く仕入れられたのかもしれませんね。いずれにせよ、改良型が実はAACに対応していた事実は、かなりうれしい誤算でした。もちろん、旧型TWS-G273をXperia 5に接続しても「HDオーディオ:AAC」と表示されることはありません。