米国初の女性大統領誕生か…「カマラ・ハリス」の知られざる《10の原点》両親は離婚、シングルマザーの家庭で育った「超絶エリート」の意外な素顔
7:運命の夫ダグラスと前妻の子どもたち
2014年、カマラは約1年間交際していた弁護士ダグラス・エムホフと結婚した。ダグラス(愛称ダグ)は、温厚で明るいユダヤ系アメリカ人。ロサンゼルスの有名な弁護士事務所で共同経営者として映画業界の契約や訴訟を担当している。 2人の出会いは、カマラの親友でPRコンサルタントのクリセット・ハドリンの紹介だった。カマラは最初、交際の申し出を断ったが、親友の強い勧めで一度会うことに。 結果、意気投合し、ダグラスは真剣な交際を求める留守番メッセージを残した。カマラはそのメッセージに心を動かされ、その後の交際が始まる。「あのメッセージは今も消さずに保存してある」と、カマラは後にテレビ番組で明かしている。 ダグラスには前の妻との間に10代の子どもが2人いた。カマラは婚約前に子どもたちに会うことを控えていたが、関係が固まった後、4人で初めて顔を合わせると、すぐに打ち解けたという。子どもたちはカマラを「継母」と呼ぶのではなく、「ママラ(ママ+カマラ=ママラ)」と呼ぶことに決めた。 「わたしは今まで、いくつかの肩書で呼ばれてきましたが、なかでも『ママラ』は一番大切で一番嬉しい呼び名です」 とカマラは雑誌やテレビのインタビューで語っている。
8:カマラのトレードマークはスーツにコンバース!
彼女に注目が集まった理由のひとつ、それはファッションだ。 身長157センチ(公称)と小柄ながら浅黒い肌と豊かな黒髪に包まれたカマラは、洗練されたスーツとコンバースのスニーカーという独自のスタイルで注目を集めた。 これまでの女性候補者がハイヒールを履いていた中で、彼女はその「見えない常識」を打ち破り、斬新なファッションセンスが話題となり、行く先々で「かっこいい!」と評判になった。 もちろんファッションだけでなく、率直でわかりやすい言葉で自分の主張を伝える姿勢がカリフォルニア中で人気を集め、その結果、2016年の民主党カリフォルニア大会でカマラは圧倒的な支持を得ている。