指のケガで欠場していた山田彪太朗が78秒KO勝ちで復活。「再び日本フェザー級最強を目指して戦っていく」【SB】
シュートボクシング(SB)のSB日本フェザー級王者の山田彪太朗(シーザージム)が「SHOOT BOXING 2024 act.5」(10月13日、東京・後楽園ホール)で4月の栗秋祥梧戦以来、半年ぶりの復帰戦に臨み、わずか78秒でKO勝ちを収め、完全復活を果たした。 山田は今年6月にKNOCK OUTで龍聖と対戦の予定だったのだが、小学校の給食調理員の仕事中に左中指の不全切断という重傷を負い、欠場。復帰が危ぶまれていたが、ケガも完治し今回の復帰戦となった。 山田はMA日本フェザー級とJ-NETWORKフェザー級の2つの王座の獲得歴がある一仁(真樹ジムAICHI)と対戦した。 1R、ともにオーソドックスの構え。一仁がいきなり右ロー。山田もローからワンツー。互いにジャブの刺し合い。山田は左ミドル、左ハイ、左フック、左ボディーと立て続け。一仁もパンチを返すが山田の圧は止まらず。一仁の蹴りに左フックを合わせる。なおもパンチのラッシュの山田。一仁はガードも、山田はその上から強打を連発。最後はガードが下がった瞬間に左フックで顔面にを打ち抜くと一仁がダウン。そのまま山田のKO勝ちとなった。
山田は試合後のマイクで「6月にKNOCK OUTで試合が決まっていたんですが、自分のケガで欠場になってしまい、たくさんの方にご心配とご迷惑をおかけしました。すいませんでした。そして本日は急なオファーにもかかわらずSBのリングに上がってくださった一仁選手、ありがとうございます。男気があって、すごいカッコいいです。ありがとうございます」と復帰の挨拶と感謝の言葉。 そして「自分、ケガとかあって遠回りしたんですが、再び日本フェザー級最強を目指して戦っていくので、一緒についてきてくれるとうれしいです」と復活の狼煙を上げ、最後は「あと12月26日、大きいイベントのGROUND ZEROがあるんですが、山田彪太朗が出ないと盛り上がらないと思うのでオファー待ってます。クリスマスも予定がないんで。ではまた次の試合でお会いしましょう」と12月26日に東京・TDCホールで開催される「SHOOTBOXING GROUND ZERO TOKYO 2024」への出場をアピールした。