【エリザベス女王杯】ブリンカー着用で復活期すハーパー 大敗続きからいざ反撃へ
[GⅠエリザベス女王杯=2024年11月10日(日曜)3歳上牝、京都競馬場・芝外2200メートル] 昨年の牝馬3冠レースで4→2→3着と善戦し、続くエリザベス女王杯でも3着と健闘したハーパー(牝4・友道)。古馬になってからは思うような結果を出せていないが、実績十分の淀で復活を期すべく、調整に余念がない。決戦前日の9日は、栗東ウッドで4ハロン67・0ー15・3秒のタイム。順調な調整過程をうかがわせた。 「前走も具合は良かったですけど、今回も変わら具合はいいです。(前走は)気持ちの問題かな」と語るのは友道調教師。秋始動戦の府中牝馬Sはまさかの15着に終わった。1枠1番から枠なりに進むと、道中は5~6番手を追走する形。ただ、勝負どころで鞍上が合図を送っても反応せず、そのまま置かれてしまって最下位に沈んでしまった。そのレース内容を踏まえて、今回はブリンカーを着用して臨む。「1週前に着けたときの動きは良かったですし、ブリンカーがマイナスになることはないと思う。距離も今回のほうがいい」とは友道師は変わり身への意欲を見せた。 昨年のこのレースまでの足跡を見ても、ポテンシャルが高いことは確か。馬具工夫で復活ののろしを上げられるか、勝負の一戦といえそうだ。
東スポ競馬編集部