プロでも間違う救済処置… 一般ゴルファーとは無縁な“レフェリー”って何をする人?
同伴者に判断を仰ぐのもあり
では、レフェリーが存在しないラウンドで処理の仕方が分からない場合は、どうすればいいのでしょうか。 「一般的なメンバーシップ制のゴルフ場には『競技委員会』というものが組織されています。理事長杯やクラブチャンピオンシップなどの開催時には、競技委員会のメンバーが自らプレーもしながら、有事の際にはレフェリーの役割を担います」 「一方で、プライベートラウンドではそこまでルールにこだわる人もいないと思いますが、もしモヤモヤするのであれば同伴者に判断してもらうのが良いでしょう」 「また『AさんはBさんを、BさんはCさんを…』と一巡するように同伴者のスコアを記録する『マーカー』を選定してラウンドすると、フェアプレーを実現しやすくなリます」 なお、JGA(日本ゴルフ協会)では「ルールテスト」を実施しており、レフェリーの知識を評価する場が設けられています。資格を認定するものではないですが、正答率に応じて「S級」「A級」「B級」の3段階に分け、JGA主催の競技でレフェリーを採用する時は、このテストでの結果を参考にすることも多いようです。 ルールを守らない人は同伴者から敬遠されがちです。レフェリーがいてもいなくても公平性を保ってプレーすることがゴルファーとしてのあるべき姿と言えるでしょう。
ピーコックブルー