パス本数はブンデス最多542本、パス成功率は93.4% コンパニ・バイエルンで増す司令塔キミッヒの存在感
中盤からチームをコントロール
今季よりヴァンサン・コンパニを指揮官に迎えたバイエルン。攻撃のタクトを振るうのはMFジョシュア・キミッヒで、中盤に入るキミッヒが攻撃の出発点だ。 昨季のトーマス・トゥヘル体制では右サイドバックに回ることもあり、キミッヒはボランチと右サイドバックの両方をこなせる器用な選手だ。ただ、右サイドバックがベストポジションかは微妙なところだ。 その点コンパニはキミッヒを中盤で起用しつつ、ビルドアップの中で右サイドへポジションを移動させることもある。独『Bavarian Football Works』もコンパニ流の中でキミッヒの影響力が大きくなってきていると取り上げている。 データサイト『WhoScored』のデータを見ると、今季ここまでキミッヒはリーグ戦5試合に出場して542本のパスを出している。これはここまでブンデスリーガ最多の数字だ。チャンスメイク数も13回でリーグ9位タイに入っていて、コンパニ流が合っていると言えるか。 パス成功率も93.4%を記録していて、キミッヒは新体制で充実のスタートを切っている。
構成/ザ・ワールド編集部