監督と口論→翌日“契約解除”「詳細明らかにせず」 元ブラジル代表DFに激震「言葉はなかった」
マルセロが母国フルミネンセと契約解除に
ブラジル1部フルミネンセは現地時間11月2日、所属する元ブラジル代表DFマルセロを双方合意のうえで契約解除したことを発表した。前日の試合で交代の際、指揮官と口論する姿も目撃されていたなか、驚きの事態となっている。 【実際の映像】突然の“契約解除”「言葉はなかった」 元ブラジル代表マルセロが監督と口論する瞬間 マルセロは母国のフルミネンセからサッカーキャリアをスタートさせ、2006年にスペイン1部レアル・マドリードへ移籍。16シーズンの在籍でラ・リーガ優勝6回、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝5回、FIFAクラブワールドカップ(W杯)優勝4回など数々のタイトルを獲得してきた。 レアルからギリシャ1部オリンピアコスでのプレーを経て、23年に古巣のフルミネンセへ。36歳となった今シーズンもコンスタントに出場していたが、リーグ第32節グレミオ戦ではベンチスタートに。後半45分、マルセロ含む2選手が交代の準備を進めピッチ脇に立つ。ただこの時、マノ・メネゼス監督とただならぬ空気で会話を交わすと、マルセロは再びベンチに戻っていった。 結局マルセロにこの試合出番は訪れず。監督との口論が話題となった翌日、クラブはマルセロと双方合意のうえで契約解除したことを発表。「フルミネンセはマルセロに感謝し、これまで通り、あらゆる挑戦における彼の成功をサポートし続ける」と短い言葉ともにマルセロを送り出している。 驚きの一報には海外の各メディアも反応。英公共放送「BBC」は「36歳の選手の退団を認めたが、契約が解除された理由は明らかにしなかった。監督と意見の相違があった」と異例の事態を報じた。「『マルセロを投入するつもりだったが、気に入らないことを言われたので考えを変えた』と監督は試合後の記者会見で語った。それ以上の詳細は明らかにしなかった」と、会話の内容などは不明だとしている。 また米スポーツ専門局「ESPN」は「監督とタッチライン上で口論になった。発表の際、マルセロの言葉はなかった」と、古巣に対しあまりにも突然の別れに驚きを示していた。突如フリートなったマルセロは、今後どういった決断を下すのだろうか。
FOOTBALL ZONE編集部