ホリエモン「オルカンを買うよりもずっといい」…上場企業4000社から"優良銘柄"を見抜くシンプルな方法
■投資の時期も分散する 仮に余裕資金が300万円あるとしましょう。では、その約3割にあたる100万円でいきなり投資をすればいいのかというと、それはそれで危険です。 相場には常に山と谷があります。たまたま自分が買うタイミングが相場の山にぶつかることがあるため、いきなり大きくはじめないほうがいいでしょう。まずは月に5000円~1万円といった少額でも構わないので、積立によって買うタイミングをずらすことが大切です。数十年単位で見れば株は上がる可能性が高いですが、波があるため、少しずつ買うタイミングを分散させることで買い値を平準化できます。 個別株投資にしても、特にまったくのゼロから投資をはじめるのなら、最低限1~2年程度の時間をかけて投資時期を分けたいところです。投資をはじめると、それまで経済や株式市場へ関心がなかったとしても理解が進みます。肌身で勉強しながら銘柄も選んでいけばよいでしょう。 株価上昇が続いているときは「いまさらはじめても遅いのではないか」という人が増えてきます。一方、株価が急落しているときは「不安なので、もうちょっと待ったほうがいいのでは」という人も出てきます。 つまるところ、いつはじめるのが適切かは後になってみないとわかりません。逆にいえば、少額の積立なら、いつからはじめても大きな問題にはなりづらいと思います。 むしろ長期投資の観点では、少しでも早くはじめることが賢明でしょう。 ---------- 堀江 貴文(ほりえ・たかふみ) 実業家 1972年、福岡県生まれ。ロケットエンジンの開発や、スマホアプリのプロデュース、また予防医療普及協会理事として予防医療を啓蒙するなど、幅広い分野で活動中。また、会員制サロン「堀江貴文イノベーション大学校(HIU)」では、1500名近い会員とともに多彩なプロジェクトを展開。『ゼロ』『本音で生きる』『多動力』『東京改造計画』『将来の夢なんか、いま叶えろ。』など著書多数。 ---------- ---------- 後藤 達也(ごとう・たつや) 経済ジャーナリスト 1980年生まれ。2022年に日本経済新聞社の記者をやめ、独立。経済ニュースを「わかりやすく、おもしろく」をモットーに、SNSを軸に活動中。経済や投資に馴染みのない人を念頭に、偏りのない情報の発信を目指している。国民の金融リテラシーの健全な向上に少しでも貢献できればと思っている。テレビ東京『WBS(ワールドビジネスサテライト)』レギュラーコメンテーター。X(旧Twitter)フォロワー数72万人、YouTubeチャンネル登録者数31万人、note有料会員は2.9万人。 ----------
実業家 堀江 貴文、経済ジャーナリスト 後藤 達也