ゴーン氏再逮捕 弁護人の弘中氏が緊急会見(全文2完)圧力を掛けるという意味で人質司法
今後の裁判日程を教えてほしい
英国放送協会:(英語) 弘中:2つの質問があったわけですが、第1の日程の件については、今のところ決まってるのは5月の23日の、第1回の公判前整理ということだけ決まっていて、9月というのは裁判所も別にはっきりとした言い方で言ったものではないと思ってます。いずれにしても、今回の4回目の逮捕の事件がどの程度の規模のものなのか、どの程度の証拠なのかっていうのはまったく分からないので、想像になりますけれども、いずれにしても、公判の日程については影響があって、全体としてはかなりそれが長期化するという方向になると思います。 それから、再逮捕の意味するところはというのは、検察官にとっての意味としては考えられるのはさっき言ったとおりの、ゴーンさんに対して圧力を掛ける、屈服させるということもあると思いますし、それからゴーンさんの自由な発言を封じるということもあると思いますし。 それから3つ目、3つ目のことは多少誤解があってはいけませんので、もう少し詳しく申し上げると、今回逮捕状と同時に捜索差押令状も持ってきてますので、単純な現行犯逮捕のときのような、逮捕に伴う捜索令状なしの捜索差し押さえではありません。ありませんが、しかし逮捕をしなければ持っていけないようなものを全部持ってったということは間違いないので、基本的には変わらない。狙いは今言った、検察官としてはその3点ではないかというふうに私どもとしては思ってます。
ゴーン氏の逮捕時の心境は?
司会:(英語) 共同通信:共同通信の【カワシマ 00:25:45】と申します。逮捕時の様子をゴーンさんから伺ってたら教えていただきたいです。早朝、係官が入ってきたときの様子であったりとか、逮捕状がどこで執行されたであるとか、あるいは逮捕自体にどういう心境を持たれたとかそういった点を伺いたいです。 弘中:【常識ですが 00:26:00】、そういうことはあまり聞いてません。自宅で早朝、逮捕状が執行されたということは知ってますけれども、そういった文学的なことは私どもは聞いてません。