写真：窓の杜

　「Napkin AI」は、テキストから図解を生成してくれる無料のWebアプリ。プロンプト（AIにおける入力文）は不要で、ビジュアル化したいテキストを貼り付けるか、書き込むだけで、図解を生成できる。また、図を入れたい元の文章がなくても、テキスト生成機能を使って作成し、そのまま編集が可能だ。 【画像】テキスト貼り付け画面 　用途としては、資料やスライドの作成、ブログやドキュメントの挿絵、SNS用の画像など多岐にわたる。アイデアをビジュアル化して思考を整頓するメモ帳としても優秀だ。作成した図解はPNG/PDF/SVGファイルとしてダウンロード可能。ユーザーインターフェイスは英語だが、入出力は日本語に対応している。 　ただ図解を生成するだけでなく、様々な編集機能があるため、ドキュメントアプリとして「Napkin AI」単体で作業を完結することも可能。テキストの再編集をはじめ、文字の装飾、図を線でつなぐなどデザインの選択肢は多い。リアルタイムな共同編集においては、蛍光マーカーとコメントの作成を駆使できる。 　さらに、項目に応じて最適なアイコンを生成してくれる。モチーフの種類を変更したり候補を増やしたり、色や枠のデザインを変更したりなど、細かなアレンジが可能だ。 　図解は、段落か範囲を選択しカミナリ型のアイコン（［Generate Visuals］）をクリックすると生成できる。作成と同時に大まかな形を決めるスタイル一覧が表示され、スタイルの中でさらに細かな候補を選ぶことが可能だ。好みのスタイルがない場合は、一覧最下部の［Generate more］で新たなデザインを追加できる。 　図解作成後も再編集が可能で、マークデザイン、テキスト、線や枠などを個々に変えられる。また、ペン型のアイコンの［Sketch］を使用すると、自由に線を書き足せるため、図の調整だけでなく、ドキュメントのどこにでも線を加える事ができる。 　現在、ベータ版が公開中。本来無料のStarter Planに加え、Professional Planもベータ期間中は無料となっている。