【K-1】和島大海が完全復活を目指して世界王者コプリヴレンスキーと激突、「大丈夫か」との声に「心配してください(笑)」
2024年12月14日(土)東京・国立代々木競技場第一体育館『K-1 WORLD GP 2024』の対戦カード発表記者会見が、11月5日(火)都内にて行われた。 【写真】前回、鋭いヒザ蹴りでKO勝ちした和島 スーパーファイトのスーパー・ウェルター級3分3R延長1Rで、ストーヤン・コプリヴレンスキー(オランダ/Mike's Gym)と和島大海(月心会チーム侍)が対戦。 コプリヴレンスキーは元GLORYライト級(-70kg)2位の強豪で、2017年には現GLORY世界ライト級王者のティジャニ・ベズタティに勝利している。2022年12月に初来日、RISEで海人と対戦し接戦となった。2024年3月の「K-1 WORLD MAX-70kg世界最強決定トーナメント」開幕戦ではカスペル・ムシンスキと対戦し判定負けも、代役で準々決勝に出場するとブアカーオ・バンチャメークからダウンを奪い判定勝ち。準決勝はデング・シルバを下し、決勝はヴィクトル・アキモフをKOして世界一に輝いた。10月の小田尋久戦ではダウンを奪われるも判定2-1で辛勝。戦績は23勝(8KO)8敗。 和島は2021年12月に木村“フィリップ”ミノルに挑戦して左ミドルでKO勝ち、K-1王座に就いた。2022年6月の『THE MATCH 2022』では“ブラックパンサー”ベイノアから3度のダウンを奪う圧勝を遂げ、2023年3月にはジョムトーンを延長戦でKOし、7月にはかつて敗れているジョーダン・ピケオーをもKOしてK-1では7連続KOを飾ったが、12月の3度目の防衛戦でオウヤン・フェンにKOで敗れて王座を失った。2024年は3月の「K-1 WORLD MAX-70kg世界最強決定トーナメント」開幕戦でダリル・フェルドンクにKO負けを喫し、10月にキム・ジュンファをKOして再起。戦績は21勝(18KO)6敗。 「今回こんなビッグチャンスはなかなかないってくらいの試合をいただけたので、頑張りたいと思います」と和島は意気込み。 コプリヴレンスキーの印象を聞かれると「強い選手ですし、トーナメントで優勝してその後も勝っていて今一番勢いがある選手だと思います。強くて勢いのある選手とコンディションも凄くいいと言っていたので、そんな選手と試合できるのが楽しみです」とワクワクするという。 しかし、トーナメント王者との対戦はいきなりとの印象を受けたと言われると、「上手く丸め込まれたというか。ファイターなので強い選手に挑戦したいのもあるし、丸め込まれました」と笑う。 これにカルロス菊田K-1プロデューサーは「前回の試合終わった後でイージーな復活劇と言いましたが、今回勝ったら本当に復活が出来る。そういう意味でオファーをさせていだだいた」と、完全復活を願ってのマッチメイクだと説明。 ファンからは「大丈夫か」との声もあると思うが、と聞かれると「心配してください(笑)。頑張るので応援してください」と、その分、応援が欲しいとする。 小田との試合の感想については「そこは小田選手が頑張っていたのかなと思いました。自分だったらKOします。飛び後ろ廻し蹴りで(笑)」と、大技でのKOを冗談交じりながらも予告。 トーナメント開幕戦で敗れたフェルドンクについては「ダリルもリベンジしたい選手ですが、ストーヤンが一番強いと思うので、ストーヤンに勝ってオウヤン・フェンにリベンジ出来ればと思っています」と、K-1王座を奪われたフェンへのリベンジにつなげたいとする。 では、フェルドンクとフェンと比べて、コプリヴレンスキーは戦いやすいかと聞かれると「自分本来の戦い方が出来ればどんな選手でも相性よく戦えると思っているので、自分のスタイルを今回で完璧に取り戻して勝ちたい」と、本来のスタイルで挑めば相手との相性は関係ないとした。 研究はすでに「始めている」とし、「今から考えていこうと思います」と戦略を練っていくという。 前回のKO勝ちで完全復活の手応えをつかんだのか、との問いには「気持ちの部分、メンタル面が戦うにあたっては大事だと思う。連敗中でイージーな復帰戦と言われていましたが、自分ではいっぱいいっぱいの戦いでした。そこで勝てたのが自信になります。今回試合をしようと思えたのはこの間の勝ちがあったからで。今回もどんな勝ち方でも勝って自信を付けてベルトを取り戻したい」と、自信を取り戻しつつあると答えた。 コプリヴレンスキーからは「コンディションは凄くいい。今自分はトップ戦線の代表としていられてまた日本で試合が出来ることを光栄に思う。和島は手強い選手だと思うがそれは自分も同じだ。日本のファンをがっかりさせることはしない。今回も今後も最高の試合を約束する」とのコメントが読み上げられた。
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