50歳から考えるリタイアメントプラン ~後悔しない人生のために確認すべき6項目とは?~
リタイアが視野に入ってくる50代は、「リタイアメントプラン」について考え始めるタイミングといえるでしょう。リタイアメントプランとは、リタイア後の生活を具体的にイメージし、必要な準備をするための計画です。 人生100年時代において、リタイアメントプランはセカンドライフを充実させるために欠かせないもので、生活費や年金、退職金などの資金計画はもちろん、住まいや家族との時間、趣味など、リタイア後の生活のあらゆる側面を考慮して立てることが重要となります。 今回は、50歳からのリタイアメントプランの作成手順について解説します。
1. セカンドライフをイメージする
リタイアメントプランの第一歩は、セカンドライフについて理想のイメージを思い描くことです。どこで暮らすか、誰と一緒に過ごすか、どんな生活を送りたいかなど、具体的に考えてみてください。 例えば、田舎に移住してのんびり暮らしたい、旅行や趣味に時間を費やしたい、ボランティア活動に力を入れたいなど、人によってさまざまな希望があるでしょう。まずは、自分の価値観やリタイア後の目標を整理し、どのようなセカンドライフを送りたいのか明確にすることが大切です。
2. リタイア後の生活費を見積もる
リタイア後の生活費は、収入と支出のバランスが特に重要です。就労を継続せず、収入が公的年金のみの場合、不足する分は現役時代に準備した貯蓄など老後資金から切り崩すことになります。 支出には食費や光熱費、住居費、医療費などがありますが、現在の支出を目安に、リタイア後に予想される生活費を計算してみましょう。その際には、旅行や趣味などの支出も考慮してください。
3. タイムバケットを作成してライフイベントを計画
リタイア後の人生について「タイムバケット」を作成し、時間軸でライフイベントを整理しましょう。 タイムバケットとは、人生を一定の期間に区切って、その期間に何を達成したいのか明確にする方法です。リタイア後の人生を10年、20年、30年と区切り、それぞれの期間にどのようなイベントを盛り込むのか考えてみましょう。