「対応が悪かったので叩いた。警察来てくれ」役場職員に対し公務執行妨害か 容疑者の男は自ら警察呼び逮捕=静岡・松崎町
静岡県の松崎町役場で11月19日、役場職員の胸を押す暴行を加え職務を妨害したとして、自称・キャンプ場経営の76歳の男が逮捕されました。 公務執行妨害の疑いで逮捕されたのは、松崎町雲見に住む自称・キャンプ場経営者の男(76)です。 警察や役場などによりますと、男は11月19日午前11時頃に松崎町役場を訪れ、企画観光課の職員と面談をしました。男は2022年2月に町内に新設された「雲見公民館」の建設費について不満を訴えたということです。 公民館の建設費は雲見地区が負担しているため、職員が「事情は分からない」と繰り返し説明すると、男はその職員の胸を押し、その後自ら警察に電話し「役場職員の対応が悪かったので、胸を叩いた。警察が来てくれ」と話したということです。 役場に駆け付けた警察が男を公務執行妨害の疑いで現行犯逮捕しました。調べに対し、男は容疑を認めているということです。 役場の職員にけがはありませんでした。 関係者によりますと、雲見公民館の建設費は約7000万円で、雲見地区が全額を負担しています。公民館の新設は総会で決まり、町の内陸部に建設したということです。今回逮捕された男は、この建設費を災害対策に使うべきと主張していましたが、総会のメンバーには入っていませんでした。
静岡放送