「みずほ楽天カード」登場。みずほと楽天の思惑が合致した連携強化の背景
「デジタル」に強い楽天グループと、「対面」に強みを持つみずほフィナンシャルグループ(以下、みずほFG)。連携を深めた両社による取り組みの第1弾は、新たなクレジットカードの提供だ。 【全画像をみる】「みずほ楽天カード」登場。みずほと楽天の思惑が合致した連携強化の背景 楽天グループの連結子会社の楽天カードと、みずほFGのグループ会社のみずほ銀行は11月14日、提携クレジットカード「みずほ楽天カード」を発表。申込受付・発行を12月3日に開始する。 背景にあるのは、楽天カードとみずほFGが11月13日に発表した資本業務提携だ。みずほ楽天カードの提供を皮切りに、両社は法人事業でも結びつきを強めていく。
楽天ポイントが貯まってATM利用料も無料になるクレカ
12月3日に申込受付・発行が始まるみずほ楽天カードの概要は、以下の通りだ。 発行会社:楽天カード 国際ブランド:Visa 年会費:永年無料 入会資格:国内在住の18歳以上 引落口座:みずほ銀行の口座に限定 付帯機能:Visaタッチ、楽天Edy(楽天Edyは発行手数料330円で希望者に付帯) みずほ楽天カードは年会費永年無料のクレジットカードで、キャッシュカード機能は付帯しない。また、引き落とし口座はみずほ銀行の口座に限られている。 既存の楽天カードと同様、ショッピング利用で原則1%の楽天ポイント(1ポイント=1円相当)を受け取れる。また、「楽天市場」で利用する際はポイント付与率が3%にアップする。 大きな特徴は、みずほ銀行の会員サービス「みずほマイレージクラブ」の「うれしい特典」の対象になること。カードの利用状況に応じ、ATMの利用手数料や振込手数料が無料(月間上限あり)になる。
松本和大