「スポーツするとミトコンドリアを感じる」ソチ五輪ペア代表・高橋成美がいろんな競技に挑むわけ…「芸能人になってみんなに元気を届けたい」
足の指にヒビが入ったまま初マラソン
8月、北海道マラソンでフルマラソンデビューを果たした。記録は4時間11分だったが、高橋自身の評価は「微妙」だった。 「走る前に絶対に達成したかったのがサブ4(4時間以内)でした。本当は『サブ4を目指してサブ3.5になっちゃったよー』って言いたかったんですけどね(笑)。ひとつ言い訳すると、サッカーの練習で足の指にヒビが入って、直前の3週間ほとんど練習ができなかったんです。動画を撮ってくれる人やサポートしてくれる人もいたので、そのことを言えずにいて。でも、もう次のマラソンを計画中です」 そのサッカーにも、かなりのめり込んでいるようだ。 韓国のバラエティ番組で芸能人のサッカー日韓戦を行うという企画があり、オーディションを受けて合格した。高橋だけがサッカー未経験者で、他はみな芸能活動をしているサッカー経験者たちだった。監督は前園真聖さんが務め、当初想定されたポジションは、サッカーでいうフォワード、フットサルではピヴォだった。
サッカーノートで技術向上
「最初、監督に『高橋はフォワードかな』と言われたんですけど、マラソンをやっていたおかげで走れるんですよ。怪我してからは、練習はできていなかったんですけど、戦術は頭に入れていたんです。それで、治ってからディフェンスをやってみると『高橋、いいじゃん』と言われて、走れるディフェンスとしてプレーするようになりました」 サッカーを始めてからは、サッカーノートをつけるようになった。監督やコーチ、チームメイトに言われたこと、プレーしていて感じたこと、LINEで言われたことなどを書き記している。 「もっと顔を上げるといいディフェンスができるとか、ノートを見返すと実際プレーする時にけっこう役に立つんですよ。今は、サッカーがすごく楽しくて、もっとうまくなりたい。ちゃんと蹴れるようになりたいと思って練習しています」 一度ハマると、のめり込む度合いが深いタイプだ。 「例えば、サッカーをするじゃないですか。みんな、私生活では、他の仕事やプライベートなどバランスをとりながら過ごすことができると思うんですけど、私は、サッカーをするのにサッカー以外のことをなぜ考えられるのって思うんです。これをやろうと思うと、もう止まらなくなってしまうんです。 たとえば……うちの父が『BLACKPINK』が好きで、『ライブに行きたいけど、おじさんひとりじゃ恥ずかしいから一緒に来てくれない』と誘われたんです。それまで韓流アイドルとかぜんぜん興味がなかったんですけど、2週間聴いていたら、もう長年のファンみたくなって(苦笑)。性格的に、やり始めるとのめり込んでしまうんです」
【関連記事】
- 【写真】「懐かしのソチ…」「龍一くん、羽生くんに真央ちゃんも」フィギュア時代の高橋成美、マラソン・サッカーに元気いっぱいで挑む現在の姿まで全部見る
- 【第1回はこちら】「ソチ五輪は全然達成感が…」元フィギュアスケート日本代表・高橋成美が語るペア“冬の時代”「ペアは不人気で集合写真から切られたり(笑)」
- 【第2回はこちら】「恋愛感情を感じたことがなかった」ソチ五輪代表・高橋成美が人生初の「結婚したいモード」…「恋愛で悩みたい。苦しむのが好きだから(笑)」
- 【新星】「優勝は嬉しい、演技は悔しい」前人未到のジュニア4連覇…島田麻央16歳が見据える“世界女王”坂本花織「シニアの試合になれば、私は挑戦者」
- 【あわせて読みたい】「めっちゃ笑ってたよね」取材が終わっても続いた、“りくりゅうらしい”会話…三浦璃来・木原龍一の成長が見えた、NHK杯アクシデントの舞台ウラ