シンシナティ・オープン

決勝進出を果たしたフランシス・ティアフォー[画像/ゲッティイメージズ]

男子テニスのシンシナティ・オープン（アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000）は日本時間19日（現地18日）、シングルス準決勝が行われ、世界ランク27位のF・ティアフォー（アメリカ）が第15シードのH・ルーネ（デンマーク）を4-6, 6-1, 7-6 (7-4)の逆転で破り「ATPマスターズ1000」で初の決勝進出を果たした。 【シナー、ティアフォーらシンシナティOP組合せ】 26歳で元世界ランク10位のティアフォーは今大会、1回戦で世界ランク53位のA・ダビドビッチ フォキナ（スペイン）、2回戦で第14シードのL・ムセッティ（イタリア）、3回戦で同35位のJ・レヘチカ（チェコ）を下し8強入り。準々決勝では第5シードのH・フルカチュ（ポーランド）と対戦したが、フルカチュが第2セット途中で棄権したため、ベスト4入りを決めた。 準決勝の第1セット、ティアフォーは6本のサービスエースを決めながらも1度ブレークを許し追いかける展開に。リターンゲームでは1度もブレークチャンスを握ることができずに落とした。 それでも第2セットでは地元アメリカの応援が背中を押し、サービスゲームでわずか2ポイントしか落とさないプレーを披露。2度のブレークに成功しセットカウント1－1に追いついた。 ファイナルセット、互いに1度ずつブレークを奪い終盤へ。ゲームカウント4－5で迎えた第10ゲームのサービスゲームでは2度のマッチポイントとなるブレークポイントを握られるも、これをセーブ。その勢いを持って入ったタイブレークでは3度のミニブレークに成功し、2時間8分で勝利した。 「ATPマスターズ1000」初のタイトルを狙うティアフォーは決勝で、第1シードのJ・シナー（イタリア）と対戦する。シナーは準決勝で第3シードのA・ズベレフ（ドイツ）をフルセットで下しての勝ち上がり。