「パ、パリ五輪…大丈夫なのか」サッカー取材記者が運営に呆れたウラ話「あら、試合あるの?」フランス人女性の認知度も“その程度”だった
一体このパリ五輪は大丈夫なのか…と呆れたワケ
ボルドーでもう一つ驚いたことがある。 初戦パラグアイ戦当日、報道陣のための入場ゲートが停電で一時使用できなくなったことだ。 入場ゲートでは、金属探知機で荷物と、ボディチェックを行うがこのチェックができなくなってしまい、足止めを食らった。中継予定のあるテレビ関係者が焦る様子は気の毒だった。足止めされたのは数十分で入場はできたのだが、試合が始まっても場内アナウンスのミスも頻発。試合自体はパラグアイ相手に三戸舜介と藤尾翔太がそれぞれ2得点、山本理仁もゴールを奪うなど5-0の快勝を飾ったものの、一体このオリンピックは大丈夫なのだろうか……と呆れてしまった。 ボルドーを離れ、女子の第2戦ブラジル戦のためにパリに向かったのは7月28日だった。この際にもヒヤヒヤする移動を強いられた。 〈つづく〉
(「オリンピックPRESS」了戒美子 = 文)