米住宅ローン金利が7%に接近、7月来の高水準-購入や借り換え抑制
(ブルームバーグ): 米住宅ローン金利はクリスマスを含む週にほぼ6カ月ぶりの高水準に達した。住宅購入が抑制され、借り換えが大幅に減少した。
全米抵当貸付銀行協会(MBA)が2日に発表したデータによると、30年物固定住宅ローン契約金利は昨年12月27日終了週に8ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し、6.97%となった。前週には14bp上昇していた。
住宅購入のためのローン申請指数は7%近く低下し、11月中旬以来の低水準となった。借り換えのための申請指数は23%余り低下し、1年ぶりの低水準となった。これらの数値は季節調整されているが、年末年始の前後は変動が大きくなる傾向がある。
住宅ローン金利は米国債利回りに連動しており、12月後半に連邦公開市場委員会(FOMC)が2025年の利下げペースについて、鈍化するとの見通しを示したことを受け、米国債利回りは上昇を続けた。住宅ローン費用のデータ更新頻度がより高いモーゲージ・ニュース・デイリーが12月31日に発表した30年物固定金利は7.07%だった。
原題:US Mortgage Rates Hit Highest Since Early July, Curbing Demand(抜粋)
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Vince Golle