最終節で2発の西武台高MF酒井理央(FC東京U-15むさし出身)はチームを勝たせる選手になることを誓った(Taro YOSHIDA)

[9.7 関東ROOKIE LEAGUE U-16 Aリーグ第9節 西武台高 3-1 鹿島学園高 時之栖裾野G] 【写真】ジダンとフィーゴに“削られる”日本人に再脚光「すげえ構図」「2人がかりで止めようとしてる」 　西武台高(埼玉)は、「2024関東ROOKIE LEAGUE U-16」Aリーグ最終節で鹿島学園高(茨城)と対戦。U-16全国大会プレーオフ圏内の3位浮上をかけた戦いで、MF酒井理央(FC東京U-15むさし出身)が2得点をマークした。 　前半、酒井は左足ロングシュートを決めて先制点。「前半は相手と結構蹴り合ってたところもあったんですけど、途中から自分たちのペースになってきて、自分がしっかりロングシュート決めれたので良かったと思います」と振り返る。 　その酒井は後半にもこぼれ球を左足で流し込み、得点ランキング4位の5得点目。自分の見て欲しいところを「馬力や後半の最後まで走り切る力」と説明するMFが、チームを加速させた。 　試合終盤、鹿島学園の交代出場FW石川泰雅にファインゴールを決められて痛い失点。だが、勢いに乗った相手のその後の攻撃を跳ね返し、逆にFW小俣琥志のパスから交代出場MF飯田咲太郎が右足で3点目のゴールを決めた。 　大黒柱のMF高橋祐輔や大会優秀選手のMF田邊風雅、また酒井らの奮闘によって3-1勝利。だが、3位・山梨学院高(山梨)に得失点差で届かず、4位でリーグ戦を終えた。田邊は「3点取っているけれど、1失点っていう部分で、絶対0に抑えなきゃいけない部分だと思うんで、そこを課題としていきたい」と指摘。より1点にこだわっていく。 　また、酒井は「自分がチームを(3位争いで)勝たせられなかったっていうのが悔しかったです」と悔しがる。そして、「1年生の大きい大会はこれで終わりなんですけど、これから年上である大会だったり、そこにやっぱり食い込んでいって、自分が勝たせに行きたいです」と誓っていた。