半径200mに11店舗"焼肉戦争" 勝ち抜こうと独自路線の店も 富山・高岡市
かつて富山県西部最大の繁華街としてにぎわった高岡駅前は今、衰退の一途をたどっています。ところが高岡駅前が近年まれにみる盛り上がりを見せているといいます。いったい何が起きているのでしょうか。 【写真を見る】半径200mに11店舗"焼肉戦争" 勝ち抜こうと独自路線の店も 富山・高岡市 富山県内第二の都市としてかつては商都と呼ばれた高岡駅前では現在、衰退が進んでいます。 しかし、高岡駅前のアーケード街を訪れてみると、至近距離にたくさんの焼肉店が並びます。 高岡市によりますと、高岡駅前の半径200メートルに焼肉店が11店舗。 このうち3店舗がコロナ禍以降の3年間にオープンし、まさに”焼肉戦争”となっています。 ■1日1組限定メニュー 高岡駅から約340メートルの場所にある「千久」はおととし2月にオープンしました。 千久 代表 飯田千暁さん 「シャッター街でいろいろ店舗の物件開いているんじゃないかなっていうので高岡にしました。コロナ禍で外にも出れないって状況だったと思うんですけど、焼肉屋さんだしダクトで結構換気もされるので、みなさん心配なく来れるかなっていうので始めました」 ライバル店が密集するこの激戦地で、店長の飯田さんは29歳ならではの若者の視点で独自路線を追求してきました。 飯田さんが運んできたのは1日1組限定のメニュー、キラキラ光る花火とともに登場した真っ赤な肉をバラのように飾り付けた肉ケーキです。 制作時間は約30分で、差別化を目指し、ほかの焼肉店がやっていなかった肉ケーキを半年前からメニューに加えました。 こだわりは見た目だけでなく、酒粕で育てられた富山和牛を使用しているため独特の甘みが特長です。 千久 代表 飯田千暁さん 「お肉のケーキだったり他がやっていないことをやっていって、それをどんどん浸透させていって、県内に限らず県外からもたくさん来てほしいなと思ってやっています」 ■コロナ禍がきっかけ、焼肉店に業態変化 ”焼肉戦争”を勝ち抜こうとあの手この手で知恵を絞るのは御旅屋町交差点の角にある「kado」も同じ。
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