堀の厄介者、駆除ならず 富山・高岡古城公園のアリゲーターガー、30人が捕獲作戦
高岡古城公園(富山県高岡市古城)の堀にすみ着いている特定外来生物の肉食魚「アリゲーターガー」を駆除する「捕獲大作戦」が25日行われ、生態系に悪影響を与える厄介者を捕まえようと、市内外から約30人の釣り愛好者が参加したが、釣り上げることはできなかった。 北中米原産のアリゲーターガーは、体長約3メートルになる世界最大級の肉食淡水魚。同公園の堀では今春から目撃情報があり、本紙記者も6月中旬に泳ぐ個体を撮影し、魚津水族館(魚津市三ケ)が存在を確認した。参加者は高岡市の条例で禁止されている公園内での釣りが特別に許可され、6時間にわたりさおを伸ばしブラックバスやハクレンとみられる外来魚を次々に捕獲した。