【MLB】メッツ・千賀滉大 リハビリ登板で右上腕三頭筋に張り レギュラーシーズン中の戦列復帰は絶望的に
米公式サイト「MLB.com」でメッツを担当するアンソニー・ディコモ記者が報じたところによると、日本時間9月22日にマイナーAAA級でのリハビリ登板を行い、1イニングを投げた千賀滉大(メッツ)は、登板中に右上腕三頭筋の張りを感じていたようだ。患部の状態は深刻ではないとみられるが、メッツのカルロス・メンドーサ監督は「レギュラーシーズン中の復帰はなくなった」と発言。患部の回復具合によっては、メッツがプレーオフに進出した場合、プレーオフのロースターに名を連ねる可能性は残されているという。 【動画】メッツの千賀滉大がリハビリ登板で2つの三振を奪う 現在31歳の千賀はメジャー2年目の今季、右肩の故障によって大きく出遅れた。7月下旬にようやく戦列復帰を果たしたものの、復帰登板で左ふくらはぎを痛め、再び故障者リスト入り。先発投手としての戦列復帰のためには時間が足りず、リリーフ投手としてレギュラーシーズン終盤に戦列復帰する可能性が取り沙汰されていたが、復帰に向けた重要なステップとなるマイナーでのリハビリ登板で右上腕三頭筋の張りを訴え、レギュラーシーズン中の復帰は絶望的となってしまった。 今季の千賀はメジャーで1試合だけ先発し、5回1/3を投げて1勝0敗、防御率3.38、9奪三振という成績。マイナーでは5度の先発登板で合計14イニングを投げ、0勝0敗、防御率3.86、15奪三振を記録している。メジャー1年目の昨季は12勝7敗、防御率2.98、202奪三振の好成績を残し、新人王投票で2位にランクインする活躍を見せたが、先発ローテーションの軸として期待された今季はほとんど稼働することができなかった。プレーオフに間に合うか、今後の動向が注目される。