サンダーOBのフィッシャーが2012年ファイナルの後悔を明かす「もう少し声を上げていればよかった」<DUNKSHOOT>
現地時間1月6日に公開されたポール・ジョージ(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)のポッドキャスト番組『Podcast P with Paul George』の最新エピソードに、元NBA選手のデレック・フィッシャーがゲスト出演した。 【動画】スーパースターを支えた名脇役フィッシャーのクラッチプレーTOP5! 現役時代のフィッシャーは185cm・95kgのポイントガード(PG)で、1996年から18シーズンをプレー。ロサンゼルス・レイカーズに在籍していた2000年から02年にかけてシャキール・オニールと同期入団のコビー・ブライアント、2009、10年はコビーとパウ・ガソルを補佐して計5度のチャンピオンに輝いた。 PGとしてはスピードやクイックネスに欠けたものの、強靭な肉体とリーダーシップ、勝負強さがあり、プレーオフの重要な場面でいくつも勝敗を左右するビッグショットを沈めてきたフィッシャー。 レギュラーシーズン通算1287試合で平均8.3点、2.1リバウンド、3.0アシスト、1.05スティール、3ポイント成功率37.4%を残したレフティーは、2012年3月のトレードでレイカーズからヒューストン・ロケッツへ移籍するも解雇され、伸び盛りの若手を多数擁するオクラホマシティ・サンダーと契約する。 2011-12シーズンのサンダーは、ケビン・デュラント(現フェニックス・サンズ)、ラッセル・ウエストブルック(現デンバー・ナゲッツ)、ジェームズ・ハーデン(現ロサンゼルス・クリッパーズ)のビッグ3をサージ・イバカやケンドリック・パーキンス、タボ・セフォローシャといったロールプレーヤーが支え、ロックアウトで66試合開催となったシーズンにウエスタン・カンファレンス2位の47勝19敗(勝率71.2%)を記録。プレーオフでも1回戦で前年王者のダラス・マーベリックスをスウィープ(4連勝)で下すなど強さを見せ、ファイナルに駒を進めた。 ただ、頂上決戦で彼らの前に立ちはだかったのは、2年連続でイーストを制したレブロン・ジェームズ(現レイカーズ)、ドゥエイン・ウェイド、クリス・ボッシュのビッグ3擁するマイアミ・ヒートだった。 シリーズ初戦、ホームコート・アドバンテージを保持するサンダーはデュラントが最終クォーターの17得点を含む36得点に8リバウンド、4アシスト、ウエストブルックも27得点、8リバウンド、11アシストと続いて105-94で先勝。 当時のサンダーは、ビッグ3のデュラントとウエストブルックが23歳、ハーデンが22歳で、その他の主力も軒並み20代という若手が主体。そんなチームで、フィッシャーは37歳と数少ないベテランだった。通算8度目のファイナルとなった百戦錬磨の男に慢心はなかったものの、第1戦終了後のチームに違和感を覚えていたという。
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