奈良県の企業、冬のボーナスは平均46万円 3年連続増加も「防衛的賃上げ」
奈良県内企業の冬のボーナスの支給額は従業員1人当たり46万167円で、前年冬実績と比べ2・5%増となり3年連続アップの見込みであることが南都経済研究所(奈良市)の調査で分かった。ただ、物価高に対する従業員の処遇改善によって人材確保を図るために、自社業績にかかわらず引き上げる「防衛的賃上げ」の傾向があるという。 10月中旬から11月中旬にかけ県内846社を対象にアンケート調査を実施。回答率は32・4%だった。 支給予定の企業は全体の79・6%に当たる218社で、前年冬から3・4ポイント上昇。業種別での平均支給予定額は製造業50万3275円、非製造業42万7582円。1人当たりの平均支給予定月数は0・01カ月増の1・50カ月だった。