未経験でも転職可能!? IT人材のニーズに応える「ネットワークエンジニア」とは
ネットワークエンジニアに求められるスキル
ネットワークエンジニアには、ネットワークの設計や構築などに関する知識のほか、さまざまなスキルが求められます。 <ネットワーク設計・構築スキル> ネットワークエンジニアに必要な基本のスキルとして、通信環境の基盤となるネットワークシステムの設計や構築などの知識があげられます。 基本設計ではシステム全体の概要を把握し、事前にヒアリングしたユーザーの要望に沿ったネットワークの構成を考えます。基本構成図では、誰が見ても全体像がわかるよう、各機器やシステムを配置しなければなりません。 詳細設計では、基本設計で決めた機能を具体的に実現する方法を検討します。この段階では、機器のパラメーターやIPアドレスの管理表などのネットワークの構築に必要な情報をまとめます。 このように、ネットワーク全般の高度な専門知識が必要です。 <コミュニケーションスキル> エンジニアは技術職のため、人との関わりが少ないとイメージしている人が多いかもしれません。 しかし、エンジニアの仕事では、クライアントにヒアリングを行い、要望を正確に把握しなければなりません。そのため、ネットワークエンジニアには一定のコミュニケーションスキルが必要です。 また、ネットワークエンジニアに限らず、ほとんどのエンジニアがチームで作業をします。仕事を円滑に進めるためには、クライアントやチームメンバーとのコミュニケーションが必須となります。 <情報収集力> ネットワークエンジニアに求められるスキルの一つは、情報収集力です。情報収集力とは、質の高い情報を素早く獲得するスキルです。 IT技術は日々進化しており、新たな情報が数多く出てきています。しかし、世のなかに出回る情報は、すべてが正しいとは限りません。信頼できる情報源を見極め、必要な情報だけを選択することも、情報収集力に含まれています。 常に最新の情報をキャッチしておくことで、クライアントに有益な提案ができるかもしれません。新たな知識や技術を吸収し、仕事に活かすことが求められます。 <論理的思考力> 近年、就職や転職において、企業は応募者の論理的思考力を重視する傾向が高まっています。論理的思考力とは、物事を網羅的に整理して、論理的に考える力です。 急速に変化するビジネス環境では、状況を的確に分析し、論理的に説得し、課題を解決できる人材が求められます。 ネットワークエンジニアとして働くには、設計や構築の段階で複雑な情報を整理し、シンプルにしていく必要があります。論理的思考力があれば、トラブルが発生したときでも素早く原因を特定し、冷静に対処できます。