「誰もが平等に暮らせる岡山市に」点字ブロックの破損調査の中学生が岡山市長に直接会い修理を要望【岡山】
岡山放送
岡山市が世界発祥の地の点字ブロック。点字ブロックの破損箇所を調査した岡山市の中学生が、点字ブロックの修理を求めて岡山市に要望しました。 要望したのは、岡山市中区の操山中学校ボランティア委員会の生徒たちです。 要望では、学校周辺で確認された62カ所の壊れた点字ブロックについて、できるだけ早く直してほしいと伝えたほか、市中心部の大通りでも、視覚障害者が安心して歩けるよう点字ブロックの設置を求めました。 (岡山市 大森雅夫市長) 「特に中学生の皆さんが点検してくれること、非常にうれしく思っている」 「早急に改善するよう話がありました、皆さんの声を聞きましたから、できるだけ早く必要なものは改善していきたい」 操山中学校では、点字ブロックの普及活動を進める認定NPO法人などの協力を得て、6月、視覚障害者と一緒にまちを歩きながら、点字ブロックの点検が行われました。 (生徒) 「車道が近いとか、電柱と点字ブロックが近いとか、はがれているとか」 「間違えて車道に飛び出してひかれることもあるだろうし、電柱にぶつかることもあるかな」 学校の近くには、57年前、世界で初めて点字ブロックが設置された発祥の地があります。ボランティア委員会は、14年前から記念碑の清掃活動を続けているほか、点字ブロックを守る活動にも参加しています。岡山市の大森雅夫市長に直接思いを伝えた生徒たちは岡山市の未来を見つめ、こう締めくくりました。 (生徒は…) 「岡山市が視覚障害者にとって快適で安全なまちづくりのリーダーとなるため、点字ブロックの整備を進めていただくとにともに、全国にもこのような取り組みを発信してください」 「達成感がある、これからも続けていけたら」 「紙(で要望)より直接言ったほうが説得力があると思うので、(岡山市)は変わると思う」「障害者でも健常者でも誰もが平等に暮らせる岡山市を願っている」
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