【NFL】レイダースHCピアースがQB交代の可能性を検討中、パンサーズ戦後の批判的な発言に後悔なし
ラスベガス・レイダースがホーム初戦で格下のカロライナ・パンサーズに敗れた後、ヘッドコーチ(HC)アントニオ・ピアースはクオーターバック(QB)の交代の可能性に言及した。地22日(日)に36対22で敗れたパンサーズ戦の第4クオーターでQBガードナー・ミンシューをエイダン・オコンネルと交代させたことを受け、ピアースHCは月曜日に、ミンシューからオコンネルへのクオーターバック変更の可能性を排除しないと記者団に明かしている。
ピアースHCは試合中の判断について「試合展開を見て、2スコア差くらいで負けていたから、エイデンに入ってもらい、オフェンスをどう動かせるか試してみた。チームに刺激を与えようとしていた」と説明。
このオフシーズンに契約し、夏に先発の座をオコンネルから奪ったミンシューが引き続きレイダースの先発クオーターバックを務めるかどうか尋ねられた際、ピアースHCは明言を避け、次のように述べた。
「まずは選手たちと話し合い、昨日のことをすべて評価する必要があると思う」
レイダースの先発として3試合目を迎えたプロ6年目のミンシューは、パス28回中18回成功で214ヤード、タッチダウン1回、インターセプト1回という数字を残し、11回のドライブのうち5回では第1ダウン更新ができなかった。試合時間残り4分24秒、36対15でリードを許している場面で、ミンシューはオコンネルと交代。試合の行方がほぼ決まっていた中、3分51秒をかけてレイダースをタッチダウンドライブに導いたオコンネルは、12回中9回のパスを成功させて82ヤードを獲得し、ワイドレシーバー(WR)トレ・タッカーへのタッチダウンパスを決めた。
今シーズン、ミンシューはパス99回中73回成功(パス成功率は自己最高の73.7%)、747ヤード、タッチダウン3回、インターセプト3回という成績を残している。そんなミンシューはわずか1週間前に、ボルティモア・レイブンズ戦で劇的な逆転勝利を演出し、レイダースに今シーズン初勝利をもたらしたばかりだ。