日本代表の活躍にも注目の「バスケットボール」。Bリーグが一丸で取り組む、社会貢献活動
「With能登 スペシャルゲーム」に参加した、石川県出身でBリーグ所属横浜ビー・コルセアーズの森井選手は5年前から珠洲市の学生と毎年練習会を行っていたそう。 「初めて会ったときに小学生だった子たちが中学生になって頑張っている姿を見ることができて、僕も元気をもらえた」と温かな眼差しを子供たちに向けながら「祖母の家が能登地域にあったので、震災直後からすごく心配でした。日常生活がままならず子供たちが元気をとり戻せていないという話も聞いていたので、こういう場をいろいろな方々のおかげで作ってもらえたことは本当にありがたい」と心の内を明かしてくれました。 なにより、プロリーグで活躍する森井選手の姿は子供たちの憧れ。「諦めない姿勢をコートで見せ続けて、プレーでも励ましたい。僕自身もバスケットボールが当たり前にできている環境は普通のことではないと思っているので、新シーズンはもっと良いプレーを見てもらえるように」と力強く決意を語りました。 また、「こういった機会は今後も大切にしていきたい」と話した森井選手は、6月15、16日には「With能登」の活動で珠洲市、輪島市、七尾市へ。 ビーホープと日本バスケットボール選手会のメンバーと共に、ゴールとボールの寄贈や、県内約300名の小学生が参加するバスケットボール教室の開催、また炊き出しのお手伝いなどをしました。
「被災地を訪れて一緒にバスケットをしたり話したり、本当に些細なことでも僕ができることは、今後もやっていきたい」と話す森井選手を始めとする、バスケ界からの被災地支援への想いは、これからもたくさんの人々へ届いていきます。
撮影/西山航