日本代表の活躍にも注目の「バスケットボール」。Bリーグが一丸で取り組む、社会貢献活動
Bリーグファンの一大イベント「チャンピオン決勝戦」会場で行われた3つの取り組み
【1.ピース(平和)】被災地の中学生を招いた「With 能登 スペシャルゲーム」 【2.ピープル(人)】個性を理解し支え合う共生社会へ「ユニファイド スポーツ®」 【3.プラネット(地球)】使い捨てプラスチックごみ削減「HEROs PLEDGE(ヒーローズ プレッジ)」 この記事では「1.ピース(平和)」から、5月26日(決勝戦2日目)に行われた、被災地の中学生を招いた「With 能登 スペシャルゲーム」について紹介します。
被災地の中学生を招いた「With 能登 スペシャルゲーム」
ビーホープの「ピース(平和)」の活動のなかには、「With能登」という能登半島地震の復興支援活動のプロジェクトがあります。その一環で行われたのが被災地の中学生を横浜アリーナへ招いたスペシャルゲーム「With能登 スペシャルゲーム」です。 招待されたのは珠洲市立緑丘中学校、輪島市立輪島中学校、輪島市立門前中学校、能登町立能都中学校の4校のバスケ部員30人。チームブラックとホワイトに分かれてこの日だけの特別チームを結成。さらに、Bリーグ所属横浜ビー・コルセアーズの森井健太選手、松崎裕樹選手がヘッドコーチ役として加わり、子供たちをサポートしながら会場を盛り上げました。
「バスケットボールは、今僕の一番好きなこと」と話してくれたのは、緑丘中学校の端(はた)さん。端さんは、通っていた珠洲市内の中学校の体育館が避難所となって部活動ができない状況だったため、県内の中学校に転校し、新たな環境のなかで日々の練習に取り組んでいます。
「久しぶりに(被災前に通っていた)緑丘中のみんなとプレーできて楽しかった。自分のチームに戻った時に使えるような技がたくさん身についてよかった」と同じ地域の仲間たちとの再会と交流を楽しんだ様子。
能登地域ではいまだ体育館が十分に使えない学校が多く、「部活は週に3回だけ、練習がない日は家で自主練をしています。もっと練習したい」と話すのは輪島中学校の上杉さん。今後は「皆で北信越大会への出場を目指して頑張りたい」と、意気込みを語りながら「Bリーグの試合を見たことがなかったので、楽しみ」とチャンピオンシップ決勝戦の観戦にも心を弾ませていました。