パッテン卿がトラス首相の政権運営を痛烈批判する理由
クリス・パッテン卿は保守党の代表的論客だ(写真:ブルームバーグ)
最後の香港総督であり、元EU外務委員であるクリス・パッテン卿(1944~)は オックスフォード大学総長 を務めている。そのオックスフォード卒のイギリス歴代3人目の女性首相、リズ・トラス首相(1975~)の政権運営に対する批判は辛辣だ。「大臣として、彼女が成し遂げたことは何一つ思い浮かばない」「政治的野心だけで動いていた」「定型的なトーリー党の感情を腹話術のように表現しただけで政権に上り詰めた」「この政府の愚かな浪費のつけを払うのは、山ほどの借金を背負うことになる我々の子供たち」など、やや品のない言葉が並ぶ。原題は「 The Faith-Based Reaganomics of Liz Truss 」。 © Project Syndicate 1995–2022
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クリス・パッテン