5000円で自宅のテレビがパソコンに!? 噂の「スティック端末」とは?
USBメモリに似たスティック型の端末をテレビに挿すだけで、テレビがパソコンのようになってしまうというAndroid搭載の「スティック端末」。価格の安さもあって、続々と製品が投入されています。知名度はまだ低いのですが、使いようによっては、高価なパソコンは不要になるとも言われます。一体、どのような製品なのでしょうか?
5000円前後から購入可能
スティック端末とは、USBメモリと比べて一回りほど大きい本体に、Androidを搭載した端末のこと。製品だけ見ると「画面がないじゃないか」と思うかもしれませんが、これは本体に付いているHDMI出力端子をテレビに直接挿して使うものです。スマホのようにタッチ操作ができないため、本体に別売のマウスを接続するか、製品によっては付属のリモコンで行います。用途に応じてキーボードを接続するのも良いでしょう。最近はBluetooth機能を備えた高性能モデルも登場しています。 インターネットとの接続は、基本的にWi-Fiで行います。複数のテレビがある家庭でも、本体を挿し替えるだけで使えるのは大変便利。また、高性能な製品を選ばなければ5000円前後から購入できるという価格の安さも魅力のひとつです。 最近はスマートTVと呼ばれる、インターネット動画が見られるテレビも増えていますが、多機能さではスティック端末にかないませんし、Androidに慣れ親しんだスマートフォン・タブレットユーザーなら使い勝手の良さもメリットといえます。 「機能が変わらないならスマートフォンやタブレットで十分」と感じるかもしれません。しかし、スティック端末は大画面で表示することにより、スマートフォンやタブレットとは一味違った使い方ができるのです。まず、大画面の恩恵を一番受けられるものといえば動画コンテンツの視聴でしょう。スマートフォンやタブレットで物足りなさを感じるシーンも、テレビなら迫力の映像が楽しめます。 また、ブラウジングやメールチェックが快適に行えるのもポイントです。細かい文字が並んだウェブサイトを閲覧する際、拡大・縮小を繰り返すのは面倒ですが、テレビ画面に表示すればスイスイと読み進められます。同様にメールチェックもしやすいですし、キーボードを接続すれば長文作成もパソコンのように大画面で楽にこなせます。