5000円で自宅のテレビがパソコンに!? 噂の「スティック端末」とは?
スティック端末で十分かも?
パソコンに慣れ親しんだユーザーからは「使い慣れたパソコンの方がいい」という意見もあると思います。しかし、起動時間はスティック端末の方が短いですし、別の部屋にテレビがあれば手軽に移動して使えます。2画面表示機能があるテレビなら、テレビ番組とスティック端末画面の両方を一度に見られて便利。また、コンパクトサイズなので旅行や出張などへ気軽に持って行けるのも嬉しい点です。 「パソコンでなければいけない理由」は何なのでしょうか? 「パソコン用のゲームがやりたい」「動画編集がしたい」など明確な目的がある場合は別ですが、デジカメの写真が見たい、メールチェックやブラウジング、インターネット上の動画が見たい、といった程度ならスティック端末で十分。従来は選択肢がなかったからパソコンを使っているだけで、実はOSがWindowsでなくても構わない、という人は意外に多いのです。何よりも数千円から1万円程度で買えるパソコンはないでしょう。 しかも、最近のスティック端末はクアッドコアCPUや大容量メモリの搭載など高性能化が進んでいるほか、マーケットのアプリも充実してきています。確かに、一昔前の製品は動作的に不安な部分も見られましたが、これならストレスを感じることなく使えるでしょう。
スティック端末を購入する上でのポイント
スティック端末を購入する上でどのような部分をチェックすれば良いのでしょうか。基本的な部分をまとめてみたので、購入時の参考にしてください。 (1)接続するテレビのインターフェース周りを確認 スティック端末はテレビのHDMI入力に直接挿すのが基本ですが、インターフェース周りの形状によってはスペースが確保できない場合も出てきます。事前にスティック端末本体のサイズを確認し、必要に応じて延長ケーブルを活用しましょう。 (2)Google Play対応製品を選ぼう スティック端末の中には、Google Playに対応していない製品もあります。もちろんこちらも使えないことはないのですが、アプリやゲームを好みに応じてインストールできるというスティック端末のメリットを最大限に活かすならGoogle Play対応製品がベストです。 (3)「技適マーク」の有無をチェック 技適マークとは、日本の電波法令で定めている技術基準に適合している製品であることを証明するマークで、これがない製品を使うと電波法違反になる可能性が出てきます。スティック端末の多くはWi-FiやBluetooth機能を備えていますが、海外から直輸入された製品の中には技適マークがないものも存在します。トラブルに巻き込まれないよう、購入時には技適マークのある製品を選ぶようにしましょう。 (4)Bluetooth機能付きならマウスやキーボードをそろえると便利 せっかくテレビに挿すだけで使えるのですから、どうせならマウスやキーボードもワイヤレスで接続したいところです。リビングのソファーに座って「ケーブルが届かない」といった悩みも解決してくれます。