「せっかくの夏休みだから」張り切って疲れているのは親だけ? 子どもからの“衝撃の言葉”で気づいた大切なこと
小学校4年生の夏休み。一緒に過ごす夏もあと何年?
我が家は今年、長男が4年生になり、どう過ごすか。ということよりも、今という時間を親も一緒に楽しむ。と、割り切ることも、時には大事だと感じています。 つい、夏休みは仕事が進まなかったり、思うように自分の時間が取れなかったりで、イライラしてしまいがち。ですが、今日この時間は、こっち優先!と、割り切ることで、自分にとっても大切な楽しい時間になると思うんです。 中学生、高校生になった、いとこの生活を見ていると、友達と遊ぶことも増え、部活にも忙しく……。 家族でこんなに一緒に過ごせる夏休みも、残り少ないのかもと、リアルに感じてきたことが大きいのかもしれません。 先日、子ども達と出かけた地域のプール。 高学年や中学生は、お友達と来ている子を多く見かけます。 一緒にプールに行けるのだって、あと少しなのかも、と思いながら、浮き輪で浮いている私にしがみついてくる息子たちを見て、いとおしくなりました。そして、子ども達とプールに行った日には、私も運動するぞー!と、自分のための良い運動時間だと、楽しむようにしたら、とっても楽しかったんですよね。 やることも多く、どう毎日をこなしていくかばかり考えて、「一緒に楽しむ」ということを忘れてしまいがちな親にとっての夏休み。だけど、子どもにとっても親にとっても、もう二度と過ごせない小学校4年生の夏休み。 スケジュールでぎちぎちに管理された夏休み、という思い出ではなく、スケジュールは親も子も、心穏やかに過ごすために。そして、今日も楽しく過ごせたなと、見返すことができるアイテムとして、上手く使っていけるといいなと思っています。 とはいえ、学童でお友達と楽しむ日も、かわいそうとはまったく思うことはなく。それも、素敵な経験。 ママも仕事頑張るから、お友達と思いっきり楽しんでおいで!と送り出しますし、たまには仕事も学童も休んで、割り切って思いっきり遊んで一緒に疲れる日があっても良い。 親が仕事で、祖父母の家に子どもたちをお願いする日があったって、子ども達にとっては普段はできない、ゆっくりした楽しい過ごし方なんだと思います。 せっかく同じ時間を過ごすなら、どの選択も、良い時間になるように。 割り切って楽しむ。しっかり学習する。グダグダもする。 そんなメリハリの中で何気ない楽しい思い出がたくさん詰まった夏休みを過ごせる親子が増えますように。 何より、一日の終わりを、今日も楽しかったね!と親子で眠ることが出来るよう、夏休み後半戦、少しだけ思い出してみて下さい。
【Profile】にこはな(@nicohana.ouchi)
にこはな 2歳、6歳、7歳、9歳の4児の母。産婦人科/NICU/小児科で看護師として勤務。ダウン症のある次男を出産後に退職。現在は保育園や障がい者福祉施設、放課後デイなどをまわり支援する看護師として勤務する傍ら、モンテッソーリ教師資格取得に向け勉強中。ベビーマッサージ/ヨガレッチ教室講師。小児専門理学療法士の夫と共に、運動×モンテッソーリを取り入れた療育×健常児も交われるような施設を開く夢の実現のために活動中。 Instagram:@nicohana.ouchi ブログ:https://nicohana.com/
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