渋野が2.6億円、笹生は4.4億円…米女子ツアー賞金額は「今後も増加」 収益446億円超で米指摘
LPGA史上初の収益2億ドル超え
米女子ゴルフ(LPGA)ツアーは今季の全日程が終了。笹生優花と古江彩佳がメジャー制覇するなど日本人選手の活躍が目立つ年となった。米投資家は上昇する賞金額に注目。「今後も増え続ける」と指摘した。 【一覧表】米女子ゴルフの賞金ランキング 米国のスポーツビジネス起業家で、投資家でもあるジョー・ポンプリアーノ氏は米ヤフー・ファイナンスで配信されている自身のポッドキャスト番組「YFスポーツ・レポート」で今季のLPGAツアーを財政面から分析。「今季、記録的な2億9000万ドル(約446億2600万円)の収益をあげた」と紹介した。 ポンプリアーノ氏によると、同ツアーにとって収益が2億ドルを超えるのは史上初。「昨季の1億8000万ドル(約277億100万円)から大幅アップとなった」と急成長を指摘した。収益の大部分は大会からのものだが「スポンサー収入も2200万ドル(約33億8500万円)と大きい」と語った。 今季の賞金ランキングでは、優勝賞金400万ドル(約6億1700万円)の最終戦CMEグループ・ツアー選手権を制したジーノ・ティティクル(タイ)が605万9309ドル(約9億3213万円)で女王に。日本勢では、6月の全米女子オープンを制した笹生が286万7618ドル(約4億4107万円)で4位、7月のエビアン選手権で優勝した古江が281万1824ドル(約4億3242万円)で6位。全米女子オープン2位の渋野日向子も171万9878ドル(約2億6451万円)で14位に入った。 上昇を続ける賞金総額にはポンプリアーノ氏も注目。「1億ドル(約154億円)から1億3000万ドル(200億円)へアップするなど今後も増え続ける」と、来季はさらに3000万ドル増えることを紹介していた。
THE ANSWER編集部