スラリと伸びた手足で魅せる50歳がコンテストデビューで2位 おむすび屋、歯科衛生士、ヨガイントラと両立「普段は朝3時からおむすび作り」
10月26日(土)、徳島県藍住町の「藍住町総合文化ホール」にて『ベストボディ・ジャパン2024徳島大会』が開催された。はつらつとしたショートヘアでスラリと伸びた手足が一際美しい島本幸代(しまもと・さちよ/50)さんは、今大会が人生初のコンテストデビューだという。 【写真】島本幸代さんのスラリと伸びた手足
「節目でもある50歳を迎えた今年、何か大会に出てみようと思って調べていたら、私が住む徳島でベストボディ・ジャパンが開かれることを知って。記念に出てみようと思ったんです」 ベストボディ部門のクイーンクラス(50~59歳)にエントリーし、結果は堂々の準グランプリを飾った。 おむすび屋さん、歯科衛生士、ヨガのインストラクターとしても活動する島本さん。今年の春先に大会出場を決めてからほぼ毎日ジムに通い、定期的にパーソナルトレーニングの指導を受けるようになった。 彼女のとある1日を紹介しよう。朝3時からおむすびを作り、卸しているお店へ配達に回る。9時ごろからジムでバイクをこいだり、脚やお尻のトレーニングに励む。午後からは歯科衛生士の仕事を行ったり、ヨガのレッスンを行ったり。21時には明日に備えて就寝する。充実したスケジュールの島本さんが、大会までどのようにダイエットを進めたのか伺ってみると計画的な数値目標を教えてくれた。 「大会に向けて1カ月に1㎏落とすことを目標にしていました。パーソナルトレーニングを月に1回受けていたので、トレーナーのところで体重を測り、毎月1㎏ずつ痩せていっているか数字も確認しながらダイエットを進めました」 無理のない目標設定で6㎏の減量に成功。「本当は、まだ気になるところがあるんですが」と笑いながらも、達成したことの喜びを感じているようだ。ヨガを教えているからだろうか、立ち姿が美しい島本さんにトレーニングで気をつけていることを尋ねると、「トレーニングの時間だけではなくて、普段の姿勢が一番大事」だという答えが返ってきた。
「いくらトレーニングして、いくら筋肉をつけても姿勢が悪いままであれば、歩き方や立ち居振る舞いが美しくありません。まっすぐ立てているつもりでも腹筋が使えてなかったり、股関節が寝ていたり、軸が歪んでいたりします。体幹を鍛えて、普段の姿勢から美しくいることがトレーニングやステージングにも生きてくると思うんです」 その言葉通り、初めてにも関わらず、引き締まったボディラインと堂々としたステージングでかなりの好成績を収めた島本さん。しかし本人は「楽しかったけど、2位は悔しい!」と、顔を少し歪めながら笑う。グランプリ受賞者に贈られる金色のサッシュをかけた島本さんをいつか見てみたい。
取材:小笠拡子 撮影:山口夏織