大坂なおみ まさかの途中棄権で準優勝、第1セット先取後に涙 出産後初のツアー制覇はお預け<女子テニス>
ASBクラシック
女子テニスのASBクラシック(ニュージーランド/オークランド、ハード、WTA250)は5日、シングルス決勝が行われ、第7シードの大坂なおみは第5シードのC・タウソンに対し第1セットを6-4で先取したが、腹部の痛みのため第2セット開始前に棄権。2021年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)以来 3年11ヵ月ぶり8度目のツアー優勝とはならず、準優勝となった。 【動画】大坂 なおみ 第1セット先取直後にまさかの棄権 27歳で世界ランク57位の大坂は今大会、1回戦で予選勝者で世界ランク220位のL・グルシュコ(イスラエル)、2回戦で同470位のJ・グラバー(オーストリア)、準々決勝で同92位のH・バプティスト(アメリカ)、準決勝で同82位のA・パークス(アメリカ)を下し、2023年7月に出産してから初となるツアー大会決勝に進出した。 タウソンとの初の顔合わせとなった決勝戦、試合は序盤第3ゲームで大坂がブレークに成功し主導権を握ると、強烈なカウンターバックハンドなども決まり第5ゲームでもブレークを奪う。サービング・フォー・ザ・セットとなった第8ゲームでは1つブレークを返されたものの、続く第10ゲームをキープし先行する。 しかし、第1セット終了後に腹部の痛みのためメディカルタイムアウトを取得すると、涙を浮かべながら棄権を申請した。