東京五輪に向けた「民泊」なぜ大田区で条例化?
「宿主が信頼できるかの判断材料は口コミだけ」
昨年、Airbnbを使って3カ月間アメリカを旅行したという仙台市の男性は、「一般的なホテルでも一泊1万5千円以上と宿泊費の高いアメリカ東部で、半額ほどで泊まれるAirbnbはありがたかった」と話す一方、「個人宅に泊まるので、サービスの品質や安全性は宿主に左右される。本当に宿主が信頼できる人なのか判断する材料はサイト上の口コミしかなく、衛生面や安全面に不安が残るときもあった」と指摘する。 東京五輪までに、日本で「安全な民泊」は実現できるのか。大田区は「まずは無許可での民泊営業の実態を把握し、対策を練っていきたい」としており、今後の政策運営が注目される。 (安藤歩美/THE EAST TIMES)