『世界一眠れていない』日本のママたちへの“安眠Tips”【パジャマ、ドリンク、香りetc.】|VERY
専門医が警鐘「30~50代日本人女性の睡眠不足は世界ワースト1」
◉profile 精神科医・睡眠医療専門医 西多昌規先生 早稲田大学スポーツ科学学術院教授、早稲田大学睡眠研究所所長。東京医科歯科大学医学部卒業。『医師が教える幸せな人がやめている36の習慣』(大和書房)など著書多数。 \女性の睡眠を守る社会変革を!/ 日本人、特に30~50代日本女性の睡眠不足は世界ワースト1。OECD加盟国では女性の方が長く寝ている国の方が多く、8時間睡眠が標準です。女性の方が短いのは、日本など東アジア、インドなど、平たく言えば男尊女卑系の国ですね。日本女性の睡眠時間が短い理由はやはり夫が家事をしていない、それに尽きます。また女性に限らず男性も睡眠時間が世界的に見て短いのですが、国民性によるところも大きい。日本では食≫睡眠の価値観で、求める家事レベルも高く、「寝るのがもったいない」マインドが強いんです。 「スリープテック」というワードもありますが、日本人は短い睡眠で効率よく寝たいと考えがち。でもやはり、心と体の健康のためには睡眠「時間」を確保したい。ここは解決法が難しいところで、夫の家事育児参加のほか、やはり社会が変わる必要がある。産休育休が増えようが、日本の会社は子持ちに冷たいですね。子どもに優しい海外の国は女性の睡眠も長い傾向にあります。子育てする人や子どもへ、社会の許容度を上げないことには女性の睡眠時間は伸びないでしょう。今、日本睡眠学会では政治家に働きかけ、政策に活かしてもらおうと活動を始めています。社会全体で「睡眠」の大切さをシェアし、意識を高めていけたらと思います。
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