千葉県知事選 現職の熊谷知事、12月議会閉会後に態度表明へ 自民は独自候補見送りか
自民県議団は次期知事選への対応を26日の議員総会などで協議するが、「2期目を狙う現職の首長は選挙に強い。よほどの知名度のある候補者でなければ対抗するのは難しい」(県連幹部)との声が漏れ、時間的にも独自候補擁立は厳しい情勢だ。
とはいえ、熊谷氏を推薦や支持することには「思想・信条などが異なり、心情的に難しい」(若手県議)とされる。「自主投票でもやむを得ない」(ベテラン県議)との声もある。
苦肉の策として、知事が再選出馬を表明した場合には政策協定を結び、自民の政策を公約に盛り込んでもらうといったことも想定される。
熊谷氏はこれまで「(県政運営を)自分自身が担うのが適切か自問自答し、固まった時点で考えを表明したい」と繰り返し、「沈黙」を守り続けている。