【マイラーズC】ニホンピロキーフ 千六で真価 田口と人馬一体でアッと言わせる
「マイラーズC・G2」(21日、京都) 初重賞挑戦でも侮れない。ニホンピロキーフが適距離のマイルで本来の力を解き放つ。 2馬身半差で突き抜けてオープン入りを決めた前走の関門橋Sは小倉の二千。キャリアでも12戦中10戦がマイルより長い距離だが、「もともと二千がギリギリという印象。スピードがあってマイルから千八がベストだと思います」と担当の竹内助手は力を込める。中距離もこなせるのは、能力の高さのおかげというわけだ。 1勝クラスを勝った昨年の8月から5戦して3勝、2着1回。連対を外したのは直線で進路がふさがった暮れの阪神3勝クラスだけで、それ以外は上がり最速もマーク。「カイバ食いが良くなって体が減らなくなりました。体に幅が出てきて力をつけているのを感じます」。馬体の充実とともに切れ味が増している。 今回も手綱を握るのは厩舎所属の田口。「口向きに多少難がありますから、もまれずに運びたい。前があけば脚は使える。そのあたりは貫太が分かっていますけどね」と同助手。一線級のマイラー相手に、大橋厩舎を引っ張る人馬が、アッと言わせるパフォーマンスを披露する。