【陸上】遠藤日向が7年ぶりの10000m「長く感じました」五輪逃した悔しさにじみ「来年飛躍できるように」/八王子LD
◇2024八王子ロングディスタンス(11月23日/東京・上柚木公園陸上競技場) 男子10000mに特化した八王子ロングディスタンスが行われ、最終8組はシン・ガルビア(インド)がインド新となる27分14秒88でトップを飾った。 八王子ロングディスタンスS組成績をチェック 5000mで世界選手権2大会代表の遠藤日向(住友電工)が、17年10月以来、7年ぶりの10000mに出場。28分38秒49でフィニッシュした。 例年「この時期は年間スケジュール的にも来季の土台作りとしてボリュームのあるトレーニングをしている」と言い、「5000mにつながる10000mという位置づけ」で出場。日本新となる26分台を目指す組というのもあり、「今の僕のレベルではちょっと速すぎたかな」と苦笑い。 直前まで菅平で合宿していたといい、「できれば27分台でゴールしたかったですが、差し込み(脇腹痛)もありました。そんなに甘くないと思っていました。実際に体験して、やっぱり難しいと感じましたね。長かったです」と振り返る。10000mについては「今後も余裕があればチャレンジしたい」と語った。 ケガの影響などもあり、パリ五輪には届かなかった。6月の日本選手権(24位)後は「悔しさを引きずる時間も長くて、気持ちも乗らず、自分の身体じゃないみたいに練習も全然できませんでした」。 だが、今は痛いところもないようで、来年の東京世界選手権に気持ちを向けている。「東京開催というのもあるので、まずは出ること。出られないと意味がない。そのためにニューイヤー駅伝後はインドアから頑張っていきたい。しっかり飛躍できるように」と力を込めた。
月陸編集部