橋本大輝「早く終わってくれと思っていた(笑)」パリ五輪体操団体、大逆転金メダルへの心境明かす
体操男子でパリ五輪団体金メダルの橋本大輝(セントラルスポーツ)が4日、都内で行われた障害者自立支援を目的とした「DOrOnkO パラリンアートカップ2024」の表彰式に特別ゲストとして参加。プレゼンターを務めた。 多くの作品の中から、パリ五輪の体操団体金メダルを決めた最後の鉄棒を描いた絵が「審査員特別賞」を受賞。橋本は躍動感のある絵を見て、「試合会場に吸い込まれているような感覚にもなった。(団体戦は)最後まで選手のみならず、体操ニッポン全員が諦めなかった。それを感じる絵。この絵から気持ちが伝わってくる」と感想を語った。 実際にパリ五輪では、最後の鉄棒で日本の最終演技者を務めた橋本。首位・中国と3点差以上という“絶望的“なところから、日本は橋本を含め3人がノーミスの演技をつなぎ、歴史的な大逆転金メダルを獲得した。 司会を務めたタレントの中山秀征から当時の心境を問われると、「『早く終わってくれ』と思っていた(笑)。みんなに飛びつきたいと思っていた」と笑って当時の心境を明かした。 「何が起きても(逆転は)難しいかなと正直思ってた。気持ちに関しては演技前からキャプテンの萱選手が『諦めるな』『最後までつないでいこう』と、どんな点差でも言い続けてくれた。最後まで諦めなくて良かったなと、人生の教訓を教えてもらったかのようなパリ大会になった」と振り返った。 次の2028年ロサンゼルス五輪に向けては、「また、自分がモデルとなるような絵を描いてもらえる演技を見せて行けたら。意外と3年半はあっという間になると思う。焦らず、油断せず、目の前のことをクリアできていけたら」と先を見据えた。
報知新聞社