さらなる進化を遂げた軽自動車界の絶対王者「ホンダN-BOXカスタム/N-BOX」【最新軽自動車 車種別解説 HONDA N-BOX CUSTOM /N-BOX】
インストルメントパネル
それに比べるとカスタムのターボは、低い回転域からトルクがあり、遮音もしっかりしているので全般的に静か。動力性能に余裕があるだけではなく上質な雰囲気があるのが魅力だ。街なかでしか使わないから自然吸気で十分と考えている人も多いだろうが、しっかりと乗り比べて走りの質感を確かめるべきだろう。乗り心地の良さは従来モデルでも美点だったが、新型はそこをキープしつつ高速域での安定感が強化された。ソフトタッチでしなやかながら、速度を高めてもフラつきが少なくなっている。
居住性
ターボモデルはサスペンションが硬質になるので、低速域での乗り心地は自然吸気にやや劣ることになるが、高速域での安定性は高まる。高速道路のロングドライブが多い人にはうれしい特性だろう先進運転支援システムのホンダセンシングは従来の単眼カメラ+ミリ波レーダーから、単眼カメラのみのタイプに切り替わったが、性能は進化している。高速道路でアダプティブクルーズコントロールとレーンキープアシストを作動させてみたところ、制御も緻密になっていて確実に運転の負荷を下げてくれた。
うれしい装備
月間販売台数 19856台(23年7月~12月平均値) 現行型発表 23年10月 WLTCモード燃費 21.6 km/l ※「N-BOX」のFF車
ラゲッジルーム
熟成によって全面的に進化したN-BOXは、相変わらずベストセラーを続けていくポテンシャルが十二分にある。パワートレインとエクステリアの兼ね合いでチョイスが悩ましいのが唯一の死角かもしれない。 ※本稿は、モーターファン別冊ニューモデル速報統括シリーズVol.157「2024軽自動車のすべて」の再構成です。 http://motorfan-newmodel.com/integration/157/
MotorFan編集部
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