アクセンチュア流「Copilot×パワポ」活用術、タイパ抜群の資料作成方法とは?
アクセンチュアが実践するMicrosoft Copilot活用術について、今回はPowerPointでのCopilot活用シーンとポイントを紹介する。PowerPointは言わずと知れたプレゼンテーションの作成や編集を行うために必須のツールであり、作成できる資料は提案書や報告書など多岐にわたる。Copilotはこれらの資料の作成や編集などさまざまなシーンで活用できる。 【詳細な図や写真】PowerPointのCopilotの概要(作成:アクセンチュア)
プレゼン資料の自動作成や理解も可能に
PowerPointでは、(1)作成、(2)編集、(3)理解、(4)質問 の4つのシチュエーションでCopilotを使用することができる。 (1)の「作成」では、プレゼンテーションの下書きの新規作成ができる。ユーザーが自然言語を使うときのみ下書きを生成することもでき、Wordファイルを基に生成すれば作成したいプレゼンテーションに近づけることができる。 (2)の「編集」では、既存のプレゼンテーションの編集をしてくれる。具体的には画像の追加や、フォントサイズやカラー、スタイルの一括変更、スライドをセクションで分けることなどができる。 (3)の「理解」では、ページ数の多いプレゼンテーションの要約を作成したり、指定した項目の説明をしたりすることができる。 (4)の「質問」では、プレゼンテーションの内容に加え、資料作成のポイントなど直接そのプレゼンテーションの内容に関係のない一般的なことについてもChatGPTのように質問することができる。 アクセンチュア データ&AIグループの知見の中から2024年2月以降に更新されたPowerPointのCopilotに関する情報をいくつか紹介しよう。 ・PowerPoint Narrative Builder機能が追加。ユーザーの指示でアウトラインを作成し、インタラクティブに編集をした後、それを基にプレゼンテーションのドラフトを作成することができるようになった。 ・Wordファイルを基にプレゼンテーションを作成する機能において、リンクを貼らなくてもファイル名を入力することでどのファイルを基にするか選択できるようになった。 2024年10月末時点で筆者のPowerPointにNarrative Builder機能がリリースされており、これによりプレゼンテーションのドラフトのイメージを合わせてから生成することができるようになっている。また近日中に、トピックを裏付けるためにアウトラインにファイルも追加できるようになる予定である。 ※現在はファイルを基にしたプレゼンテーションの作成には対応していない 現在Copilotは、Brand manager機能により組織のブランドテンプレートを活用できるが、今後はさら、SharePointの組織アセットライブラリから画像を収集、挿入できるようになる予定である。