アクセンチュア流「Copilot×パワポ」活用術、タイパ抜群の資料作成方法とは?
アウトラインからプレゼン資料を下書き
ここからはPowerPointのCopilotを活用する具体的なシーンを紹介しよう。まず「アウトラインからプレゼンテーションの下書きを作成」である。 Copilotではプレゼンテーションの下書きを作成してもらうことができる。短い指示や内容でも作成することはできるが、一度で出来の良いプレゼンテーションができることは少ない。 下図はNarrative Builder機能と第2回で紹介したプロンプトテクニックを活用して、Copilotに指示を出したアウトラインの例だ。 こちらの例では主要機能のトピックが想定と異なっていたため、さらに指示を加えてトピックを変更している。 次の画像はトピックの追加生成後のアウトラインだ。指示通りのアウトラインとなっていることがわかる。現在Narrative Builderでは後で紹介するWord文書を基に生成する機能がないため、どうしても内容が薄くなってしまうが、サポートがあれば内容の濃いアウトラインが生成されるだろう。 次の画像がアウトラインを基にプレゼンテーションを生成した結果の一覧だ。指示した通りのアウトライン通りにセクションを分けて生成されていることがわかる。現状でも枠組みとしては良いものができているが、アウトライン同様、Word文書を基に生成する機能がサポートされたら内容もより濃いドラフト作成が期待できるだろう。
ファイルを元にプレゼン資料を下書き
続いて「ファイルを元にプレゼンテーションの下書きを作成」である。 Wordファイルを基にプレゼンテーションのドラフトを作成してもらうことで、ドラフトの品質を向上させることができる。 現時点ではプロンプトを複雑にするとエラーが出るため、「ファイルからプレゼンテーションを作成 [/ファイル名 or ファイルのリンク] 」とシンプルなプロンプトで生成した例が下図である。 図右上はインプットしたWordファイルの一部であり、図右下が生成結果であるが、Wordファイルの内容をもとに深ぼった内容が生成されていることがわかる。 ※2024年10月末時点はブラウザ版かつNarrative Builder機能による生成ではない場合のみ実行可