最も集客したクラブは? Jリーグ観客数ランキング21~30位。J1~J3全60クラブの上位につけるのは?【2024年】
24位:V・ファーレン長崎
本拠地:トランスコスモススタジアム長崎/PEACE STADIUM Connected by Softbank 収容可能人数:20,258人/20,027人 平均入場者数:9,814人 10月に新本拠地「PEACE STADIUM Connected by Softbank」(ピースタ)が完成したV・ファーレン長崎は、9,814人の平均入場者数を記録した。 シーズン前半戦は観客数が4,000人台に沈む試合も散見されるなど、集客の面であまり良い結果は見られなかったが、安定感のある強さでリーグトップ3の位置をキープし続けると、次第にその数が増え、後半戦は多くの試合で1万人以上の来場を記録した。 そこへさらに追い風となったのが、ピースタの誕生だ。長崎スタジアムシティの中に造られたこのスタジアムは、スタンドとピッチまでの距離が5メートルと近く、臨場感あふれる観戦が楽しめる。 そんな話題性抜群の新スタジアムには多くのサッカーファンが詰めかけ、こけら落としとなった第34節大分トリニータ戦から3試合連続で17,000人越えを記録した。 今季のリーグ戦最多動員試合は最終節の愛媛FC戦だ。これもピースタで行われた試合であり、J1自動昇格の可能性も残していたため注目度が高く、19,902人が来場した。 J1昇格プレーオフのベガルタ仙台戦では、20,001人の入場者数を記録した長崎。大一番に敗れて来季もJ2を舞台に戦うが、今季終盤に見せたピースタの勢いを継続できれば、平均入場者数が大幅に上昇することも大いに考えられるだろう。
23位:モンテディオ山形
本拠地: NDソフトスタジアム山形 収容可能人数:20,638人 平均入場者数:10,265人 今季のJ2リーグで5位に滑り込んだモンテディオ山形は、10,265人の平均入場者数を記録した。1万人を越えたのはJ1時代の2015年シーズン以来であり、久々の大台突破となった。 シーズン途中まで絶不調に陥っていた山形。入場者数もその低調ぶりに伴って低空飛行を続け、第19節大分トリニータ戦では週末開催のゲームとして最低の7,101人を記録。しかし、後半戦に驚異的な追い上げを見せると観客数も伸びるようになった。 特にシーズン終盤の9連勝中は1万人越えの試合を連発し、J1昇格プレーオフ進出がかかった最終節のジェフユナイテッド千葉戦は今季最多の19,316人がスタジアムに詰めかけた。 2番目に観客数が多かったのは第21節に行われたベガルタ仙台との“みちのくダービー”だった。1-1の引き分けで終わったこの試合は、16,607人の観客が来場し、ダービーの行く末を見守った。 今季観客数が急増した山形だが、クラブは新スタジアムの建設に着手している。2028年の夏ごろに開業を目指す新スタジアムの収容人数は15,000人程度となる見込みで、陸上競技場を使用している現在よりも臨場感のある観戦が期待される。