最も集客したクラブは? Jリーグ観客数ランキング21~30位。J1~J3全60クラブの上位につけるのは?【2024年】
28位:松本山雅FC
本拠地: サンプロアルウィンスタジアム 収容可能人数: 20,336人 平均入場者数:8,489人 松本山雅FCはJ3のチームの中で最多の平均入場者数を記録した。その数は8,489人にのぼる。 J1時代にはシーズン平均17,000人を記録するなど、もともとファンの熱量が高いことで有名な松本山雅だが、その熱はJ3に落ちても変わっていないようだ。 今季最も多くの観客が訪れた試合は第19節のAC長野パルセイロとの信州ダービーで、14,411人の観客が訪れた。この対戦カードは、松本がJ3に降格した2022年からホーム/アウェイともに1万人を超える人気カードであり、同年には15,912人がサンプロアルウィンスタジアムに詰めかけている。 この長野ダービーを境目に、シーズン後半はおおむね7,000人以上をキープ。スタンドの盛況ぶりに連動するようにクラブも10位から4位まで順位を上げ、大混戦のJ2昇格プレーオフ圏に滑り込んだ。 今季もJ2昇格を逃してしまった松本は、J3で3年目のシーズンを終えた。この3シーズンの平均入場者数はいずれも8,000人を超えており、地元の人気は根強い。この熱が冷めてしまう前に、早くJ2へと昇格したいところだ。
27位:ファジアーノ岡山
本拠地: シティライトスタジアム 収容可能人数:15,479人 平均入場者数:9,188人 J1昇格プレーオフを勝ち進み、クラブ創設史上初の舞台へ駆け上ったファジアーノ岡山は、9,188人の平均入場者数を記録した。これは、クラブにとってコロナ禍以降最多の数字となっている。 平均入場者数は8,495人だった昨季から急増した。今季観客数が最小だった試合は5,480人で、こちらも4,254人だった昨シーズンを大きく上回っている。第5節の水戸ホーリーホック戦に至っては、春休みの影響もあり平日開催ながら7,524人の観客を動員した。 さらに、岡山のチーム状況も動員増加に拍車をかけた。同チームはシーズン開幕から常に上位6位以内に位置付け、とりわけホームゲームでは、19戦11勝4分4敗と絶好調だった。 その影響なのか、シーズン後半戦では3度も11,000人以上の観客を動員した。なお、最多動員数は第23節のベガルタ仙台戦で記録した15,269人である。 岡山の本拠地「シティライトスタジアム」は、15,479人を上限としている。今季15,000人以上を記録したゲームは先述の仙台戦のみだったが、来季はこの数字を上回る試合が何度も見られるかもしれない。J1クラブのサポーターにとっても、初昇格となる岡山のスタジアムはとても新鮮に感じるだろう。