ポール獲得のノリス「慎重なアップグレード計画が実を結んだ」マクラーレン/F1第15戦予選
2024年F1オランダGPの予選で、マクラーレンのランド・ノリスはキャリア4回目のポールポジションを獲得、オスカー・ピアストリは3番手だった。 【写真】2024年F1第15戦オランダGP 予選3番手のオスカー・ピアストリがポールポジションのランド・ノリスを祝福(マクラーレン) Q3最後のアタックでノリスが記録したポールポジションタイムは、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)の2番手タイムより0.356秒も速いものだった。 これまでノリスはグランプリおよびスプリントで1番グリッドからスタートした際に、1周目にリードを保ったことが一度もないため、日曜決勝のスタートが注目される。 ■ランド・ノリス(マクラーレン・フォーミュラ1チーム) FP3 4番手(1分21秒387:インターミディエイトタイヤ/6周) 予選 1番手(Q1=6番手1分11秒377:ソフトタイヤ/Q2=1番手1分10秒496:ソフトタイヤ/Q3=1番手1分09秒673:ソフトタイヤ) 印象的な土曜日だった。シーズン後半最初のレースでポールポジションを獲ることができてうれしい。 とてもスムーズな予選だったよ。良いラップを刻めたし、特に最後のラップは良かったと思う。今日はこのコンディションの影響で多少苦労した。周回ごとに、どの程度プッシュできるのか、限界はどこにあるのかを、評価し直す必要があった。 今日はとても快適に走ることができた。マシンは強力だったし、チームは素晴らしい仕事をしてくれている。ハードワークに取り組んでくれている彼らに心から感謝したい。 マックスにとってホームレースだし、明日は良い戦いをしようとするはずだ。僕としてはそれが楽しみだ。それに備えるために、チームと一緒に今夜作業に当たるつもりだよ。 (予選トップ3記者会見で、今回マクラーレンが導入したアップグレードについて語り)マイアミの後、本当にパフォーマンスを向上させるようなアップグレードは今まで持ち込んでこなかった。常に少しずつ改良を重ねてきたが、今回が(マイアミ後の)初めての本格的なアップグレードといえる。 時間をかけたのは、マシンに装着した時点で確実に効果を発揮し、期待どおりに機能するようにしたかったからだ。今のところ、まさにそれを実現できたと思う。この成果に貢献してくれたチームに感謝する。 ■オスカー・ピアストリ(マクラーレン・フォーミュラ1チーム) FP3 7番手(1分21秒850:インターミディエイトタイヤ/10周) 予選 3番手(Q1=10番手1分11秒541:ソフトタイヤ/Q2=2番手1分10秒505:ソフトタイヤ/Q3=3番手1分10秒172:ソフトタイヤ)※順位はアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)のタイム除外後 最後のラップの前半は順調だった。でもラップの後半は望んでいたようなものにはならなかった。週末を通してマシンに速さがあるだけに、フロントロウに並ぶことができず、少しがっかりしている。 とはいえ、僕のマシンは、レースで強さを発揮するはずだ。ロングランペースは良かったし、この数週間、速さを示してきた。だから明日も良い一日にすることができると期待している。良いスタートを切って、いくつかポジションを上げたいね。 [オートスポーツweb 2024年08月25日]